Mars&Jupiter

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ルトスワフスキの「眠りの空間」を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2008-02-25 07:41:16 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日も二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのはルトスワフスキの「眠りの空間」。
ルトスワフスキはグレツキと同じく、
1913年ポーランド生まれの作曲家である。
ルトスワフスキの「眠りの空間」は、
1975年に作曲された作品で、
バリトンと管弦楽のための作品。
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに献呈された曲である。

14分前後の作品であるが、
テクストとなっているフランスの詩人、
ロベール・デスノスの詩はユニークである。
幻想的で虚構の世界が描かれながら、
「そして、そこには、君がいる」ということばが、
繰り返されるたびに、いったん現実に戻される。
しかし、再び夢の中に引き戻され、
やがては「君」の存在さえ現実と夢の中で
どこにいるのかがあいまいになっていく。

音楽は、静かに始まり、
バリトンの朗読のような歌が続き、
途中その後のドラマティックな展開を
予感させるような音楽になり、
エピソードでそれは爆発し、
全合奏による激しい音楽になり、
最後は夢の世界へと戻り、静かに終わる。
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