Mars&Jupiter

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フォスターの「夢みる人」を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2008-02-12 21:46:36 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いた曲はフォスターの歌曲集。
1840年代から1860年代に作曲された作品ばかりである。
夢みる人、おおスザンナ、オールド・ブラック・ジョー、
懐かしきケンタッキーのわが家、故郷の人々、草競馬、
バンジョーをかき鳴らせ、やさしいアニー、
愛する人が眠るところに、ネリー・ブライと聴いていく。

多くの曲が音楽の授業で聴いた曲ばかりで、
懐かしくも思える曲ばかりだ。
フォスターは当時大衆娯楽のミンストレル・ショーの
ために多くの作品を作曲し、この世に残した。
今のアメリカには失われてしまったかもしれない
過去の美しい何かが、そこに残っている気もする。
聴いていると大草原の中の小さな家が想像でき、
小麦の穂が風に揺られているような情景を
想像してしまうのである。

あまり、聴いた曲ではなかったが、
ネリー・ブライもなかなかいい。
こういった曲は、無伴奏の合唱で聴くのがいい。
すっかり、その合唱の世界に埋もれてしまいそうだ。
フォスター自身の人生は決して幸福ではなかったが、
われわれにささやかな幸せとは何かを
そっとつぶやいているようにも思える。
コメント
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