昨日は横浜から和田町まで歩く。
途中聴いたのはヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」。
今回からは東ヨーロッパ編に入る。
1926年に作曲された「グラゴル・ミサ」は、
ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱と
混声合唱、管弦楽とオルガンのための作品で、
序奏は管弦楽とオルガンのみによる音楽だが、
そのスケールの大きさを感じさせる曲に魅せられ、
色々な演奏家のCDをつい買ってしまう。
昨日聴いたのはルドルフ・ケンペ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による盤。
歌詞は、ミサで使われるラテン語の通常文を
古代スラヴ語に訳したものを使っている。
9世紀頃にあった大モラヴィア王国において
布教活動を行った兄弟の宣教師、
キリールとメトディウスが考案した文字を
「グラゴル」というところからとっている。
そのことを知らないで曲を聴くと、
ミサの通常文によるものとは思わないだろう。
スラヴ主義的な部分が強く出ているのは、
音楽だけではなく、歌詞にも関係している。
その曲の中で、印象的なのは、
第4曲の「信仰告白」ではないだろうか。
全曲の中で特に長いこの曲に、
スラヴ的な部分、そして美しさと荒々しさ、
ヤナーチェクらしい独創的な音楽の世界がある。
こんな音楽は他の作曲家にはできないだろう。
それほど強烈な個性を持った作品である。
途中聴いたのはヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」。
今回からは東ヨーロッパ編に入る。
1926年に作曲された「グラゴル・ミサ」は、
ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱と
混声合唱、管弦楽とオルガンのための作品で、
序奏は管弦楽とオルガンのみによる音楽だが、
そのスケールの大きさを感じさせる曲に魅せられ、
色々な演奏家のCDをつい買ってしまう。
昨日聴いたのはルドルフ・ケンペ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による盤。
歌詞は、ミサで使われるラテン語の通常文を
古代スラヴ語に訳したものを使っている。
9世紀頃にあった大モラヴィア王国において
布教活動を行った兄弟の宣教師、
キリールとメトディウスが考案した文字を
「グラゴル」というところからとっている。
そのことを知らないで曲を聴くと、
ミサの通常文によるものとは思わないだろう。
スラヴ主義的な部分が強く出ているのは、
音楽だけではなく、歌詞にも関係している。
その曲の中で、印象的なのは、
第4曲の「信仰告白」ではないだろうか。
全曲の中で特に長いこの曲に、
スラヴ的な部分、そして美しさと荒々しさ、
ヤナーチェクらしい独創的な音楽の世界がある。
こんな音楽は他の作曲家にはできないだろう。
それほど強烈な個性を持った作品である。