Mars&Jupiter

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フランツ・アントン・ホフマイスターのフルート協奏曲ニ長調、そしてオ・プルチェネッラの夜

2009-04-12 05:17:16 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は電車の中で今年大学を卒業した国大生に会った。
彼女と話してみると彼女は四月から企業に勤め、現在は研修期間。
元気そうな姿を見ると、こちらも元気づけらるものである。
その国大生と別れたあと、西谷で降りて鶴ヶ峰まで歩いた。
昨日は私の誕生日だったので夜はオ・プルチェネッラで夕食。
コースで食べた魚介類中心の料理は申し分なくすべてがおいしく、
お勧めの白ワインは紅茶の香りのする樽熟成の印象深いものだった。

昨日聴いたのは1754年生まれのホフマイスターの作品。
ホフマイスターはドイツ南部の生まれだが、
ウィーンに行き作曲家兼出版者として成功した人物である。
モーツアルトやベートーヴェンの日記にも、
たびたび登場するようで、当時は名が知られていたようである。
フルート協奏曲ニ長調は、作曲年代のデータがなく詳しいことはわからない。
今回聴いたCDは、ディングフェルダーのフルート、
マッケラスの指揮、イギリス室内管弦楽団によるものである。

第一楽章アレグレットは、さわやかな感じの序奏で始まる。
このあたりはモーツアルトと同時代であることを感じさせる。
フルート独奏が入り、華麗に旋律を奏で、優雅な感じである。
カデンツァでは名人芸的な技巧的な部分も見られ、
流れるような旋律は美しいが、旋律自体はやや魅力が薄い感じだ。
第二楽章アダージョは、弦楽器中心に始まるゆるやかな音楽に、
フルートが加わり、歌うように夢見心地の旋律が奏でられる。
フルートが全面的に活躍し、途中カデンツァが用意され、
そのあと管弦楽が加わり、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロは、軽快な感じの旋律をフルートが吹き、
それを管弦楽が受け継いで始まる優雅で宮廷的な音楽である。
同じ主題が何度も登場しつつ、最後も華麗な感じで終わる。

昨日が自分の誕生日だったことは直接関係ないですが、
私のホームページで「誕生日」など自作曲の作品の
歌詞などを久しぶりに2曲だけアップしました。
あまりこのコーナーについての更新がなかったのですが、
そろそろ他の作品等もアップしようかと思っています。
コメント
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