Mars&Jupiter

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カール・シュターミッツのフルートとオーボエのための協奏曲ト長調を聴きながら、西谷から二俣川まで

2009-04-19 07:07:47 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1745年生まれのカール・シュターミッツの作品。
カール・シュターミッツはヨハン・シュターミッツの長男で、
マンハイムに生まれたチェコ系の作曲家である。
父から音楽教育を受け、マンハイム宮廷楽団で活動し、
1770年代からはパリでヴァイオリン奏者として活躍した。
それだけでなく、ヴィオラ・ダモーレの名手でもあったようだ。
フルートとオーボエのための協奏曲ト長調について、
詳しい作曲年代についてのデータはCDの解説に書かれていない。
今回聴いたCDはニコレのフルート、ホリガーのオーボエ、
シリトー指揮のアカデミー室内管弦楽団による。

第一楽章は、管弦楽による明るく軽快な音楽から始まる。
フルート独奏とオーボエ独奏が入り華やかさが加わる。
ニコレのフルートの軽やかさとホリガーのオーボエの明るさ、
そして双方が高度な演奏技術を披露するところがいい。
カール・シュターミッツとハインツ・ホリガーによる
フルートとオーボエによるカデンツァが設けられ、
モーツアルトの同時代の作曲家ということもあり、
モーツアルトを感じさせる明るい音楽で、最後も華やかに終わる。

第二楽章アダージョは、フルートとオーボエが、
歌うような旋律をゆったりとしたテンポで奏でていく。
フルートとオーボエの2つの楽器のみで演奏されるカデンツァが、
この楽章の中ではとくに聴かせどころである。
第三楽章ロンドは、軽快な主題がフルートとオーボエに現れ、
管弦楽がその主題を引き継ぎ、そのあとフルートとオーボエが、
色々な主題を奏でて音楽が展開されていく。
それぞれの楽器の良さを発揮する場面も設けられ、
短いカデンツァのあと最初の主題が登場し、
フルートとオーボエの鮮やかな競演が繰り広げられ、
最後も冒頭の主題が管弦楽によって奏され華やかに終わる。
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