今日は上星川駅から新横浜駅まで歩きました。
環状2号線沿いに歩くと、ところどころに満開の桜が見え、
春らしい景色をのんびりと眺めながら、新幹線沿いに歩きました。
途中聴いたのは1697年生まれのクヴァンツの作品。
古典派よりも少し前のバロックの作曲家に入るが、
フリードリヒ2世ものちにとりあげるのでここで触れる。
クヴァンツはオーバーシェーデンで生まれ、
父は鍛冶屋であったが、その父が10歳で亡くなると、
メルゼブルクの楽師であったおじに引き取られ、
そこで音楽教育を受けてドレスデンの楽団に入った。
この時期にゼレンカに対位法などを師事したようである。
最初オーボエ奏者として活躍していたが、
のちにフルート奏者を志すようになり、
フランスのビュファルダンにフルートを師事し、
フルート奏者として活躍するようになり名声をあげ、
プロイセンの皇太子フリードリヒの前で演奏をする機会を得た。
彼を気に入ったフリードリヒはフルートの師として仰ぎ、
1740年にフリードリヒがプロイセン国王に即位すると、
クヴァンツは翌年ベルリンの宮廷音楽家として招かれた。
300曲ものフルート協奏曲、200曲近くの室内楽曲を作曲したようだ。
フルート協奏曲ニ長調は、1747年以後に作曲されたようで、
フルート好きのプロイセンの国王フリードリヒ2世(大王)の、
音楽会のために作曲された作品であるということである。
今回聴いたCDはクロード・モントゥーのフルート、
マリナーの指揮、アカデミー室内管弦楽団による。
第一楽章アレグレットは、弦楽器と通奏低音により、
さわやかな感じの序奏がしばらく続き、
独奏フルートが軽快に流れるような旋律を奏でる。
宮廷的で優雅な雰囲気と、少し哀愁を漂わせた音楽は、
フルートという楽器にあっている感じがする。
フルート奏者として活躍したクヴァンツだけあって、
フルートの魅力を十分に引き出した華やかな楽章である。
ここで聴くフルートの演奏をするクロード・モントゥーは、
指揮者ピエール・モントゥーの息子である。
演奏自体は地味な印象を受けるが、堅実であたたかさを感じる。
第二楽章ピゥ・トスト・アンダンティーノは、
弦楽器と通奏低音により始まる冒頭は牧歌的で、
独奏フルートが入ってからもその雰囲気は変わらず、
優雅でゆったりとし、平和な感じを与えてくれる。
歌うようなフルートの旋律は心地いいものである。
第三楽章プレストも弦楽器と通奏低音により始まる。
軽快な旋律で始まったこの音楽にフルートが入り、
さらに華やかさが加わり、名人芸をみせてくれる。
軽快でさわやかに、そして楽しい感じの中で最後終わる。
環状2号線沿いに歩くと、ところどころに満開の桜が見え、
春らしい景色をのんびりと眺めながら、新幹線沿いに歩きました。
途中聴いたのは1697年生まれのクヴァンツの作品。
古典派よりも少し前のバロックの作曲家に入るが、
フリードリヒ2世ものちにとりあげるのでここで触れる。
クヴァンツはオーバーシェーデンで生まれ、
父は鍛冶屋であったが、その父が10歳で亡くなると、
メルゼブルクの楽師であったおじに引き取られ、
そこで音楽教育を受けてドレスデンの楽団に入った。
この時期にゼレンカに対位法などを師事したようである。
最初オーボエ奏者として活躍していたが、
のちにフルート奏者を志すようになり、
フランスのビュファルダンにフルートを師事し、
フルート奏者として活躍するようになり名声をあげ、
プロイセンの皇太子フリードリヒの前で演奏をする機会を得た。
彼を気に入ったフリードリヒはフルートの師として仰ぎ、
1740年にフリードリヒがプロイセン国王に即位すると、
クヴァンツは翌年ベルリンの宮廷音楽家として招かれた。
300曲ものフルート協奏曲、200曲近くの室内楽曲を作曲したようだ。
フルート協奏曲ニ長調は、1747年以後に作曲されたようで、
フルート好きのプロイセンの国王フリードリヒ2世(大王)の、
音楽会のために作曲された作品であるということである。
今回聴いたCDはクロード・モントゥーのフルート、
マリナーの指揮、アカデミー室内管弦楽団による。
第一楽章アレグレットは、弦楽器と通奏低音により、
さわやかな感じの序奏がしばらく続き、
独奏フルートが軽快に流れるような旋律を奏でる。
宮廷的で優雅な雰囲気と、少し哀愁を漂わせた音楽は、
フルートという楽器にあっている感じがする。
フルート奏者として活躍したクヴァンツだけあって、
フルートの魅力を十分に引き出した華やかな楽章である。
ここで聴くフルートの演奏をするクロード・モントゥーは、
指揮者ピエール・モントゥーの息子である。
演奏自体は地味な印象を受けるが、堅実であたたかさを感じる。
第二楽章ピゥ・トスト・アンダンティーノは、
弦楽器と通奏低音により始まる冒頭は牧歌的で、
独奏フルートが入ってからもその雰囲気は変わらず、
優雅でゆったりとし、平和な感じを与えてくれる。
歌うようなフルートの旋律は心地いいものである。
第三楽章プレストも弦楽器と通奏低音により始まる。
軽快な旋律で始まったこの音楽にフルートが入り、
さらに華やかさが加わり、名人芸をみせてくれる。
軽快でさわやかに、そして楽しい感じの中で最後終わる。