Mars&Jupiter

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ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6を聴きながら星川駅から横浜まで歩く

2009-04-28 04:51:51 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
午後は眼科に寄って検査をし、目に異常がないことを知り、
少し安心したが、完治するには1週間から10日かかるようだ。
途中聴いたのは1782年生まれのパガニーニの作品。
彼の略歴は器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6は、
1817年から1818年にかけて作曲されたようである。
今回聴いたCDの演奏はアッカルドのヴァイオリン、
デュトワ指揮のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による。

第一楽章アレグロ・マエストーソは、
協奏的ソナタ形式で書かれている。
華やかな管弦楽の短い序奏に続き、奏される主題は、
それはまるで歌劇の前の序曲のようである。
ヴァイオリン独奏が加わり、さらに華やかさを増し、
ヴァイオリンの弾く旋律は歌うように甘美で、
技巧的な部分も多くみられ、鮮やかである。
主題はヴァイオリン中心に活躍する展開部を経ていく。
劇的で序曲風でもあるが、随処にヴァイオリンが活躍し、
聴かせどころはいろいろと用意されている。
カデンツァではアッカルドがヴァイオリンの楽器の魅力を、
その技巧を十分に発揮し、聴き手に伝えてくれる。
そのカデンツァが終わると管弦楽により華やかに終わる。

第二楽章アダージョは、劇的な管弦楽の演奏で始まる。
ヴァイオリンは叙情的に旋律を奏でながら、
管弦楽は伴奏で彩りを加えていく。
最後にかけても劇的でイタリアの作曲家らしいところだ。
第三楽章ロンド:アレグロは、前楽章から続けて演奏され、
ヴァイオリンが技巧的な部分を十分に見せながら、
軽快に歌うように演奏し、それは時に甘く美しい。
まるで劇が進行していくかのように音楽は流れていく。
最後までヴァイオリンが技巧的な部分を見せながら、
管弦楽が加わり、盛り上がって華麗に終わる。
さすがヴァイオリニストとして活躍した彼らしい作品である。
コメント
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