昨日はボッサ・フラウタスの演奏会の手伝いで一日忙しく、
いつものウォーキングは休みました。
マルティヌーの作品に関してはまだまだとりあげる作品はあるのだが、
今回で一旦マルティヌーの特集は終わりにします。
今回取り上げるのは、交響曲第6番(交響的幻想曲)H.343である。
1951年から1953年にかけ作曲されたこの作品については、
以前ブログで触れたことはあるのだが、
作品について触れてはいないので特集の最後として触れておきたい。
ボストン交響楽団創立75周年を記念して作曲された作品であり、
初演は1955年1月7日ミンシュ指揮ボストン交響楽団で行われ、
その指揮者ミンシュに作品は献呈されている。
今回聴いたCDは、シャルル・ミンシュ指揮、ボストン交響楽団の演奏による。
初演者だけあって速めのテンポでぐいぐいと進んでいく気迫のこもった演奏だ。
第一楽章レント-アレグロ-レントは、ソナタ形式で書かれている。
弦楽器とフルートなどにより繰り返されるゆれるような音型の繰り返しに、
トランペットが絡み始まるこの曲の最初はまさに幻想的である。
悲しげな感じでチェロやフルート中心に展開する部分を過ぎ、
荒々しい感じの旋律と対照的な美しく明るい旋律が現れ、
打楽器と金管楽器が入り盛り上がりをみせ、行進曲風になり、
そのあと打楽器のリズムの上で独奏ヴァイオリンが奏でる旋律は印象的だ。
冒頭のレントの部分が再び現れて、繰り返され、最後はおだやかに終わる。
第二楽章ポーコ・アレグロは、スケルツォである。
弦楽器のトレモロの上で金管楽器とフルートが絡み、
これも幻想的な部分をみせて始まるが、弦楽器が奏する旋律は美しい。
そしてそのあとせわしい感じの音楽になり、木管楽器が活躍し、
曲想はめまぐるしく変化し、打楽器と金管楽器による荒々しい部分と
木管楽器を中心とした軽快な部分が交互に現れながら、曲は進行する。
その後、行進曲風な部分や弦楽器が活躍する美しい旋律の部分をみせ、
スケルツォに見られる高揚感の中で終わるのではなく最後はおだやかに終わる。
第三楽章レントは、弦楽器が歌うように叙情的な旋律を奏でていく。
弦楽器はドラマティックな展開を見せながらも、
木管楽器が絡みながら幻想的な部分もみせていく。
打楽器と金管楽器が加わり、荒々しい部分を見せながら、
幻想的な弦楽器の動きに合わせ、トランペットや打楽器が絡む。
中間で木管楽器中心に奏される牧歌的な部分がエピソード的に入り、
打楽器の一音でそのおだやかな感じは打ち崩され、
再び弦楽器のめまぐるしい音の上でトランペットが旋律を奏で、
この旋律は弦楽器に受け継がれ、徐々に高揚感をみせていく。
打楽器の激しいリズムと金管楽器の吹奏が続いたあと、
弦楽器のユニゾンが続き、冒頭の旋律が弦楽器で奏され、
コラール風の旋律を全体で奏でながら、最後はおだやかに終わる。
なお、今回までとりあげたその他の地域編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。
いつものウォーキングは休みました。
マルティヌーの作品に関してはまだまだとりあげる作品はあるのだが、
今回で一旦マルティヌーの特集は終わりにします。
今回取り上げるのは、交響曲第6番(交響的幻想曲)H.343である。
1951年から1953年にかけ作曲されたこの作品については、
以前ブログで触れたことはあるのだが、
作品について触れてはいないので特集の最後として触れておきたい。
ボストン交響楽団創立75周年を記念して作曲された作品であり、
初演は1955年1月7日ミンシュ指揮ボストン交響楽団で行われ、
その指揮者ミンシュに作品は献呈されている。
今回聴いたCDは、シャルル・ミンシュ指揮、ボストン交響楽団の演奏による。
初演者だけあって速めのテンポでぐいぐいと進んでいく気迫のこもった演奏だ。
第一楽章レント-アレグロ-レントは、ソナタ形式で書かれている。
弦楽器とフルートなどにより繰り返されるゆれるような音型の繰り返しに、
トランペットが絡み始まるこの曲の最初はまさに幻想的である。
悲しげな感じでチェロやフルート中心に展開する部分を過ぎ、
荒々しい感じの旋律と対照的な美しく明るい旋律が現れ、
打楽器と金管楽器が入り盛り上がりをみせ、行進曲風になり、
そのあと打楽器のリズムの上で独奏ヴァイオリンが奏でる旋律は印象的だ。
冒頭のレントの部分が再び現れて、繰り返され、最後はおだやかに終わる。
第二楽章ポーコ・アレグロは、スケルツォである。
弦楽器のトレモロの上で金管楽器とフルートが絡み、
これも幻想的な部分をみせて始まるが、弦楽器が奏する旋律は美しい。
そしてそのあとせわしい感じの音楽になり、木管楽器が活躍し、
曲想はめまぐるしく変化し、打楽器と金管楽器による荒々しい部分と
木管楽器を中心とした軽快な部分が交互に現れながら、曲は進行する。
その後、行進曲風な部分や弦楽器が活躍する美しい旋律の部分をみせ、
スケルツォに見られる高揚感の中で終わるのではなく最後はおだやかに終わる。
第三楽章レントは、弦楽器が歌うように叙情的な旋律を奏でていく。
弦楽器はドラマティックな展開を見せながらも、
木管楽器が絡みながら幻想的な部分もみせていく。
打楽器と金管楽器が加わり、荒々しい部分を見せながら、
幻想的な弦楽器の動きに合わせ、トランペットや打楽器が絡む。
中間で木管楽器中心に奏される牧歌的な部分がエピソード的に入り、
打楽器の一音でそのおだやかな感じは打ち崩され、
再び弦楽器のめまぐるしい音の上でトランペットが旋律を奏で、
この旋律は弦楽器に受け継がれ、徐々に高揚感をみせていく。
打楽器の激しいリズムと金管楽器の吹奏が続いたあと、
弦楽器のユニゾンが続き、冒頭の旋律が弦楽器で奏され、
コラール風の旋律を全体で奏でながら、最後はおだやかに終わる。
なお、今回までとりあげたその他の地域編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。