Mars&Jupiter

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カロル・シマノフスキの交響曲第1番ヘ短調作品15を聴きながら、上矢部から戸塚まで歩く

2011-06-13 05:35:16 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日は上矢部から戸塚駅付近まで往復しました。
途中聴いたのは、1882年生まれのポーランドの作曲家シマノフスキの作品。
交響曲第1番ヘ短調作品15は1907年作曲され、2年後に初演された。
作曲者自身はこの交響曲を「和声的怪物」と呼んだようである。
今回聴いたCDは、カロル・ストリージャ指揮、
ポーランド国立カトヴィツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、神秘的な主題で始まる。
ワグナーの楽劇を思わせるような後期ロマン派的な音楽で、
管弦楽全体で奏される旋律は耽美的であり、
ドラマティックに展開し、恍惚感、高揚感が随所でみられる。
中間で金管楽器が加わり盛り上がりをみせたあと、
弦楽器と木管楽器中心となり、ハープが加わったあと、
冒頭の主題が再現され、盛り上がりをみせ木管楽器が活躍したあと、
ティンパニと金管楽器が加わり一瞬盛り上がり、
再び木管楽器の音が響く中で終わる。
第二楽章フィナーレは、前楽章を受けて耽美的な旋律で始まる。
弦楽器中心に主題が繰り返し奏され、独奏ヴァイオリンが絡み、
金管楽器が加わり徐々に盛り上がりをみせたあと一旦静まり、
ハープ、ホルン、木管楽器、トランペットが絡みながら、
再び高揚感をみせ、静寂と盛り上がりを何度か繰り返していく。
それにしても後期ロマン派的な耽美的な音楽である。
シェーンベルクの初期の管弦楽曲を思わせるような音楽である。
金管楽器と打楽器が加わりながら荒々しさも加えながら、
徐々に盛り上がりをみせ、クライマックスを築き、
金管楽器が鳴り響く中、堂々と最後終わる。
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