Mars&Jupiter

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ヴァーツラフ・ピフルの交響曲ハ長調「カリオペ」を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-06-27 05:03:25 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは、1741年ボヘミア生まれのピフルの作品。
ドイツ名はヴェンツェル・ビヒルと呼ばれる。
イエズス会の神学校で学びながら、聖歌隊員を務め、
プラハで学ぶかたわらヴァイオリニストとしても活動し、
作曲家のディッタースドルフに才能を認められ、
オラデアで楽団のヴァイオリニストとして活動し、
1770年頃にはウィーン宮廷歌劇場管弦楽団の首席ヴァイオリニストとなった。
その後イタリアに滞在した時期もあったが、
最後はウィーンに戻り活動したようだ。
交響曲ハ長調「カリオペ」(Zakin11)は、
1768年から1769年頃に作曲されたようである。
今回聴いたCDは、ケヴィン・マロン指揮、
トロント室内管弦楽団の演奏による。

第一楽章グラーヴェ・エ・マエストーソは、
ティンパニと金管楽器による序奏で力強く華やかに始まり、
その序奏のあとに、主部に入りヴァイオリンが力強く第一主題を奏で、
木管楽器による優しい感じの第二主題が奏でられる。
この二つの主題は短い展開ぶを経て、再現されて最後力強く終わる。
第二楽章アンダンテ(センプレ・ピアノ、引き続き弱く)は、
弦楽器中心におだやかで優雅な二つの旋律が奏される。
時折トラヴェルソが入り、かわいらしい曲である。
第三楽章メヌエットは、打楽器とホルンが入り、
舞踏風の旋律が明るく華麗な感じで奏されていく。
中間部のトリオは短調となり、やや悲しげな感じである。
再び冒頭の主題が繰り返され、最後は力強く堂々と終わる。
第四楽章フィナーレ(アレグロ・アッサイ)は、
軽快な主題が弦楽器によって示され、
木管楽器と金管楽器が加わり、華やかさを加える。
主題は繰り返され、短い展開部を経て、再現部に入り、
金管楽器と打楽器中心に華やかにそして堂々とした感じで終わる。
コメント
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