Mars&Jupiter

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フランツ・クロンマーの交響曲第2番ニ長調作品40を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-06-23 06:56:24 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1759年生まれのクロンマーの作品。
フランティシェック・ヴィンツェンツ・クラマーシュが本名だが、
モラヴィア出身の彼のドイツ名はフランツ・クロンマーとなっている。
ハンガリー各地の楽長を経て、1795年以降ウィーンに定住し、
ベートーヴェンのライヴァルと目され、300を超える作品を書いた。
1818年コジェルフの後任として皇室専属作曲家となり、
クラリネット協奏曲など室内楽の分野で多くの作品を残したらしい。
交響曲第2番ニ長調作品40は1803年に出版された。
今回聴いたCDは、マティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。

第一楽章アダージョ-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
序奏部のアダージョはニ短調で悲劇的な感じで始まる。
主部のアレグロ・ヴィヴァーチェでは、主題が奏でられるが、
モーツアルトの優雅さとベートーヴェンのダイナミックな部分が、
同居しているような気分をさせてくれる感じである。
繰り返された提示部のあと展開部に入り主題は変形されていく。
再現部を経てトランペットなど金管楽器が鳴り響く中、華やかに終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器が奏でるおだやかな旋律で始まる。
このモーツアルト風の主題をもとに変奏曲形式で曲は進行する。
中間部は打楽器と金管楽器が鳴り響き、華やかな感じになる。
フルートと弦楽器とトランペットの響きの中、最後おだやかに終わる。
第三楽章アレグレットは、ベートーヴェン風のスケルツォである。
荒々しい感じの舞曲風の旋律が金管楽器・打楽器を伴って奏される。
中間部はフルートなど木管楽器が活躍し、優雅な感じである。
再び最初の荒々しい感じの旋律が奏されて、華やかに終わる。
第四楽章アレグロは、弦楽器が奏する軽快な旋律で始まる。
金管楽器や打楽器も加わり、ダイナミックな部分もみせていく。
最初に示された主題は展開されていき、最後は華麗に終わる。
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