昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1756年生まれのヴラニツキーの作品。
ボヘミア出身の彼は、1776年神学を学ぶためにウィーンを訪れたが、
その後音楽家を目指し、1780年から5年間ハイドンのもとで
ヴァイオリン奏者を務めたということである。
オルガニストとしても活動し、ウィーン中心に活躍した作曲家である。
交響曲ニ長調作品36は1799年頃にオッフェンバッハで出版された。
今回聴いたCDは、マティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章アダージョ-アレグロ・モルトは、
ティンパニがリズムを叩く中、始まる冒頭の部分は、
モーツアルトの交響曲第39番を想起させるような華やかさである。
それとは対照的な優しい感じの旋律が流れる。
主部に入ると主題が奏でられるが、これはモーツアルトの歌劇
「フィガロの結婚」序曲を思わせるような部分もあって、
きっと何らかの影響を受けている感じがする。
主部で提示された主題は展開部で変形されていき、
短い展開部を経たあと再現部となり、歌劇の序曲を聴いているように
最後はトランペットが鳴り響き、華やかな中、堂々とした感じで終わる。
第二楽章ルッセ(ロシア風に):アレグレット-ミノーレ-マッジョ-レは、
優雅な旋律がヴァイオリンにより奏され、フルートなど木管楽器が絡み、
その主題をもとにしながら変奏曲風に展開されていく。
行進曲風になり短調に転じ、再び長調に転じて甘美な旋律を奏でていく。
最後は金管楽器も加わりながら主題が奏され、堂々とした感じで終わる。
第三楽章ポロネーセ(ポロネーズ)-トリオは、
ポロネーズを思わせるような壮大な感じの舞曲が奏される。
トリオでは木管楽器が活躍し、これと弦楽器が対話する感じで進む。
トリオが終わると冒頭の部分が繰り返されて終わる。
第四楽章フィナーレ:ラルゴ-ロンド・アレグロは、
管楽器によるゆったりとした牧歌的な旋律が奏されて始まる。
この部分は美しい合奏の部分で、これが終わるとトランペットが鳴り響き、
ファンファーレ風に響き、弦楽器も入り舞曲風の旋律が奏でられる。
ティンパニと金管楽器が鳴り響き、華やかな部分と、
フルートなど木管楽器が優しい感じの旋律を奏でる部分が交互に現れ、
彼の円熟した作曲技法をみせてくれる楽章であり、
何度も主題を繰り返し、最後はトランペットとティンパニが鳴り響き、
序曲の華やかな部分を思わせるような堂々とした感じで終わる。
途中聴いたのは、1756年生まれのヴラニツキーの作品。
ボヘミア出身の彼は、1776年神学を学ぶためにウィーンを訪れたが、
その後音楽家を目指し、1780年から5年間ハイドンのもとで
ヴァイオリン奏者を務めたということである。
オルガニストとしても活動し、ウィーン中心に活躍した作曲家である。
交響曲ニ長調作品36は1799年頃にオッフェンバッハで出版された。
今回聴いたCDは、マティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章アダージョ-アレグロ・モルトは、
ティンパニがリズムを叩く中、始まる冒頭の部分は、
モーツアルトの交響曲第39番を想起させるような華やかさである。
それとは対照的な優しい感じの旋律が流れる。
主部に入ると主題が奏でられるが、これはモーツアルトの歌劇
「フィガロの結婚」序曲を思わせるような部分もあって、
きっと何らかの影響を受けている感じがする。
主部で提示された主題は展開部で変形されていき、
短い展開部を経たあと再現部となり、歌劇の序曲を聴いているように
最後はトランペットが鳴り響き、華やかな中、堂々とした感じで終わる。
第二楽章ルッセ(ロシア風に):アレグレット-ミノーレ-マッジョ-レは、
優雅な旋律がヴァイオリンにより奏され、フルートなど木管楽器が絡み、
その主題をもとにしながら変奏曲風に展開されていく。
行進曲風になり短調に転じ、再び長調に転じて甘美な旋律を奏でていく。
最後は金管楽器も加わりながら主題が奏され、堂々とした感じで終わる。
第三楽章ポロネーセ(ポロネーズ)-トリオは、
ポロネーズを思わせるような壮大な感じの舞曲が奏される。
トリオでは木管楽器が活躍し、これと弦楽器が対話する感じで進む。
トリオが終わると冒頭の部分が繰り返されて終わる。
第四楽章フィナーレ:ラルゴ-ロンド・アレグロは、
管楽器によるゆったりとした牧歌的な旋律が奏されて始まる。
この部分は美しい合奏の部分で、これが終わるとトランペットが鳴り響き、
ファンファーレ風に響き、弦楽器も入り舞曲風の旋律が奏でられる。
ティンパニと金管楽器が鳴り響き、華やかな部分と、
フルートなど木管楽器が優しい感じの旋律を奏でる部分が交互に現れ、
彼の円熟した作曲技法をみせてくれる楽章であり、
何度も主題を繰り返し、最後はトランペットとティンパニが鳴り響き、
序曲の華やかな部分を思わせるような堂々とした感じで終わる。