Mars&Jupiter

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ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第44番ホ短調「悲しみ」Hob.Ⅰ-44を聴く

2011-08-07 16:39:40 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いたのは、ヨーゼフ・ハイドンの交響曲。
交響曲第44番ホ短調「悲しみ」Hob.Ⅰ-44は、1771年頃に作曲された。
シュトゥルム・ウント・ドラング期にあたる作品である。
この交響曲では第二楽章にメヌエット楽章が配置されている。
今回聴いたCDは、バリー・ワーズワース指揮、
カペラ・イストロポリターナによる演奏。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で書かれ、
弦楽器により示される哀愁漂う旋律で始まる。
その主題は対抗するもう一つの軽快な主題が現れ、
この提示部が繰り返されたあと展開部に入る。
第一主題から変形され、木管楽器とお弦楽器の掛け合いが続く。
短い展開部を経て、再現部に入り、最後も悲劇的な感じで終わる。

第二楽章メヌエット:アレグレットは、三部形式であり、
やや哀愁を帯びたメヌエット主題で始まり、
弦楽器に続いて木管楽器やホルンも絡んでいく。
何度かこの主題が繰り返されたあと転調し、中間部のトリオになり、
やや明るめな旋律がゆったりと奏され、牧歌的な雰囲気を漂わせる。
再び冒頭の悲しげなメヌエットの主題が繰り返されて終わる。
第三楽章アダージョは、弦楽器中心におだやかに始まり、
それまでの楽章とは違って明るい主題で始まり、
この主題を繰り返しながら展開される美しい楽章である。
第四楽章フィナーレ:プレストは、再びホ短調の暗い感じで始まる。
ソナタ形式で書かれ、速く流れるような旋律が弦楽器中心に奏される。
主題は展開部で変形されていくが、切迫したような感じは変わらない。
再び主題が現れ、最後まで緊張感を保ちながら、駆け抜けるようにして終わる。
コメント
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