昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、ヨーゼフ・ハイドンの交響曲。
交響曲第53番ニ長調「帝国」Hob.Ⅰ-53は、
1778年から1779年頃にかけて作曲されたようである。
「帝国」という名称はのちに使われるようになったのだが、
そのつけられた経緯については不詳のようである。
バッハ=アーベル演奏会の1781年にとりあげられ評判となったようだ。
今回聴いたCDは、アンタル・ドラティ指揮、
フィルハーモニア・フンガリカによる演奏。
第一楽章ラルゴ・マエストーソは、堂々とした序奏から始まる。
トッティで奏されたあと、打楽器の一撃とともに弦楽器に木管楽器が絡む。
主部に入り、いきいきとした力強い第一主題が奏されて、
もう一つの歌うような第二主題とともに提示部を形作り、
この提示部が繰り返され、第一主題の変形に始まる展開部に入る。
再現部を経て、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アンダンテは、弦楽器が歌うように主題を奏して始まる。
主題を繰り返しながら、変奏曲の形式で展開していく。
かわいらしい感じの親しみやすい感じのメロディがいい。
第三楽章メヌエットとトリオは、華やかな感じのメヌエット主題で始まる。
中間部のトリオは流れるよう優雅な旋律を弦楽器とフルートで奏でていく。
再び冒頭のメヌエット主題が繰り返され、最後堂々と終わる。
第四楽章フィナーレ:プレストは、軽快な旋律が弦楽器により奏され、
ホルンなどが加わりながら、駆け抜けるような感じで進行していく。
途中主題が展開され、最後は、颯爽とした感じで力強く終わる。
有名な話ではあるが、この交響曲の第四楽章には他に3つの異稿がある。
ドラティによる全集では、これらが納められている。
一つがフィナーレ:カプリッチョ:モデラートで、
これは歌うような主題が弦楽器を中心に奏でられ、
フルートもこれに絡んでいくもので、おだやかな感じである。
主題をもとに展開されながら、最後はティンパニの音が鳴って終わる。
二つ目がプレストによるものだが、これは弦楽器により軽快な主題が奏され、
それに木管楽器が絡み合っていくもので、ホルンも対話するように絡んでいく。
木管楽器の扱い方などをみると、ハイドンの手によるものかと疑問を感じもする。
最後は堂々とした感じで終わるのだが、時期的にこのものか疑わしい。
三つ目が序曲ニ長調:プレストによるもので、チェロに現れた主題が、
ヴァイオリンに受け継がれ、交互の旋律のやりとりを繰り返し、
劇的な展開をしていくので、序曲的であることは確かだ。
ハイドンらしい部分はあり、最後は堂々とした感じで終わる。
途中聴いたのは、ヨーゼフ・ハイドンの交響曲。
交響曲第53番ニ長調「帝国」Hob.Ⅰ-53は、
1778年から1779年頃にかけて作曲されたようである。
「帝国」という名称はのちに使われるようになったのだが、
そのつけられた経緯については不詳のようである。
バッハ=アーベル演奏会の1781年にとりあげられ評判となったようだ。
今回聴いたCDは、アンタル・ドラティ指揮、
フィルハーモニア・フンガリカによる演奏。
第一楽章ラルゴ・マエストーソは、堂々とした序奏から始まる。
トッティで奏されたあと、打楽器の一撃とともに弦楽器に木管楽器が絡む。
主部に入り、いきいきとした力強い第一主題が奏されて、
もう一つの歌うような第二主題とともに提示部を形作り、
この提示部が繰り返され、第一主題の変形に始まる展開部に入る。
再現部を経て、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アンダンテは、弦楽器が歌うように主題を奏して始まる。
主題を繰り返しながら、変奏曲の形式で展開していく。
かわいらしい感じの親しみやすい感じのメロディがいい。
第三楽章メヌエットとトリオは、華やかな感じのメヌエット主題で始まる。
中間部のトリオは流れるよう優雅な旋律を弦楽器とフルートで奏でていく。
再び冒頭のメヌエット主題が繰り返され、最後堂々と終わる。
第四楽章フィナーレ:プレストは、軽快な旋律が弦楽器により奏され、
ホルンなどが加わりながら、駆け抜けるような感じで進行していく。
途中主題が展開され、最後は、颯爽とした感じで力強く終わる。
有名な話ではあるが、この交響曲の第四楽章には他に3つの異稿がある。
ドラティによる全集では、これらが納められている。
一つがフィナーレ:カプリッチョ:モデラートで、
これは歌うような主題が弦楽器を中心に奏でられ、
フルートもこれに絡んでいくもので、おだやかな感じである。
主題をもとに展開されながら、最後はティンパニの音が鳴って終わる。
二つ目がプレストによるものだが、これは弦楽器により軽快な主題が奏され、
それに木管楽器が絡み合っていくもので、ホルンも対話するように絡んでいく。
木管楽器の扱い方などをみると、ハイドンの手によるものかと疑問を感じもする。
最後は堂々とした感じで終わるのだが、時期的にこのものか疑わしい。
三つ目が序曲ニ長調:プレストによるもので、チェロに現れた主題が、
ヴァイオリンに受け継がれ、交互の旋律のやりとりを繰り返し、
劇的な展開をしていくので、序曲的であることは確かだ。
ハイドンらしい部分はあり、最後は堂々とした感じで終わる。