Mars&Jupiter

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フランツ・シュミットの交響曲第2番変ホ長調を聴きながら、希望が丘から二俣川まで歩く

2011-10-10 08:35:57 | 古典~現代音楽オーストリア編
夕方横浜に行きそごうの8階のイベント会場に寄り、
イル・ボッロ、ピアン・ディ・ノーヴァ、ラ・メッレの3本セットを購入。
ピアン・ディ・ノーヴァの試飲した時のうまさに魅かれ、
ついに買ってしまったのですが、記念日にでも飲もうと思っています。
ちなみに昨日はその会場で買ったイタリアのサルディーニャのワイン、
モンテッスの2009年の赤ワインを飲みながら、
生ハムとバルメジャーノのチーズを食べました。
どれも味はよく、満足できるものでした。

昨日は、希望が丘から二俣川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1874年生まれのフランツ・シュミットの交響曲。
交響曲第2番変ホ長調は1911年に作曲にとりかかり、1913年完成させた。
(一部のものでは1911年から1912年と書いているものがあるが、
聴いたCDの解説書にはこのように書かれているし、こちらの方が正しいようだ。)
聴いたCDはネーメ・ヤルヴィー指揮、シカゴ交響楽団の演奏のもの。
第一楽章「生き生きとした」は、木管楽器の軽快な音に導かれ、
弦楽器が第一主題を繰り返し、やがて金管楽器が加わり、
力強い第二主題を奏でていくが、このあたりはブルックナー風、
そして第三主題にあたる旋律はリヒャルト・シュトラウス風で、
ロマンティックでもあり、後期ロマン派の流れをしっかり受け継いでいる。
(ここでは三つの主題として考えてみました。)
ティンパニが鈍く鳴り響き、展開部に入り第一主題から変形されていく。
そして第一主題から再現部に入り、それぞれの主題が顔を出す。
ティンパニが鈍く響いたあとコーダに入り、それぞれの主題をもとに信仰し、
第二主題をもとに金管楽器が鳴り響き、最後は力強く終わる。

第二楽章アレグレットと変奏曲:「簡素にそして優しく」は、
木管楽器中心におだやかな感じの主題が奏されていく。
そのあと弦楽器がその主題を引き継ぎ、再び木管楽器を中心に奏され、
変奏は第十まで続き、弦楽器の合奏による軽快な部分や、
低弦の速い動きに乗った木管楽器と金管楽器による部分などと続いていく。
さまざまな変奏が楽器の編成を変えながら繰り返されていくが、
やはりロマンティックな部分は変わらず音楽としては聴きやすい。
ワルツ風になるところもあり、そのあたりはウィーン的であり、
リヒャルト・シュトラウス風で、金管楽器・打楽器中心に荒々しい音楽にもなる。
最後は金管楽器中心に堂々とした感じで華やかに終わる。
第三楽章フィナーレ:「遅く」は、木管楽器中心に旋律を奏でて始まり、
金管楽器もそれに絡んでいき、やがて弦楽器中心に旋律が奏でられ、
木管楽器が途中から加わり、この形が繰り返され、
やがて金管楽器を中心に華やかな音楽となる。
そして第一楽章の第一主題も顔を出し、そのあとは牧歌的な感じとなり、
木管楽器中心に活躍し、弦楽器が引き継ぎながら、冒頭の形になり、
そして金管楽器が加わり徐々に華やかな感じになっていく。
この金管楽器による重厚な感じはブルックナー的である。
やがて金管楽器がファンファーレ風の旋律を繰り返し奏で、
盛り上がりをみせて、強烈な印象を与えるコーダとなり、
最後はその金管楽器が鳴り響く中、華やかに終わる。
この終わり方は、何ともブルックナー風だなあという感じだ。
コメント
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