Mars&Jupiter

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アルバン・ベルクのペーター・アルテンブルクの絵はがきの文による5つの管弦楽伴奏歌曲作品4を聴きながら

2011-10-13 05:08:40 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は、鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1885年生まれのベルクの声楽曲。
ペーター・アルテンブルクの絵はがきの文による
5つの管弦楽伴奏歌曲作品4は1912年に作曲された。
聴いたCDはヴラトゥカ・オルザニックのソプラノ、
ミヒャエル・ギーレン指揮、南西ドイツ放送交響楽団の演奏のもの。
第1曲「魂よ、なんておまえは美しいの」は、
神秘的な感じのオスティナート風の音型が繰り返されて始まる。
それが管弦楽により奏され盛り上がり、静まったあと、
ソプラノ独唱が入り、管弦楽はやがて激しい動きをみせ、
最後は弦楽器を中心に静かに終わる。
第2曲「雷雨の後の森を見たか」は、
ソプラノ独唱から始まり、管弦楽がそれに絡んでいく。
神秘的な感じの中、最後は静かに終わる。

第3曲「あらゆるものの境界を越えて」は、
木管楽器のつくるハーモニーに導かれ、ソプラノ独唱が入り、
この世に生きること、その夢が意味を失ったことが歌われる。
第4曲「何も来なかった」は、ピッコロとソプラノ独唱により始まり、
木管楽器や弦楽器が、そして金管楽器が絡んで、悲観的な歌が歌われる。
第5曲「ここには平和が」は、管弦楽のみの演奏から始まり、
やがてソプラノ独唱が入り、深い悲しみが消えて、
「ここにはやすらぎがある」と歌われる。
いったん盛り上がったあとは、静かに進行し、
ティンパニが鳴り響いたあと、金管楽器が奏され、
最後は弦楽器中心に残り幻想的な感じで静かに終わる。
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