Mars&Jupiter

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カール・マリア・フォン・ウェーバーのピアノ協奏曲第2番変ホ長調作品32を聴く

2011-10-08 14:59:51 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1786年生まれのウェーバーの協奏曲。
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調作品32は1812年に作曲された。
聴いたCDはローランド・ケラーのピアノ、
ジークフリート・ケーラー指揮、ベルリン交響楽団の演奏のもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、管弦楽全体で華やかに堂々と始まる。
その冒頭の部分はオペラの前奏曲を聴いているようでもある。
ピアノが力強く主題を奏で、オーケストラとの競演が始まる。
流れるようなピアノの旋律はとてもロマンティックで、
展開部のところではピアノが技巧的な部分を見せながら活躍し、
カデンツァの部分でも十分にそのテクニックを発揮し、
最後は管弦楽が盛り上げ、オペラの前奏曲の終わりのように力強く終わる。
第二楽章アダージョは、最後弦楽器中心におだやかな旋律が奏され、
そのあとチェロに導かれピアノが入り、ピアノに弦楽器と木管楽器が絡み、
ホルンの音も絡み、ピアノ中心に叙情的でドラマティックに音楽が進行する。
第三楽章ロンド:プレストは、ピアノの流れるような軽快な旋律で始まる。
そして管弦楽がそれに絡み、曲が進行するが、オペラ的な部分も感じる。
途中ピアノの伴奏に乗って木管楽器が絡んでいくところや、
チェロが絡んでいく部分があり、印象的である。
それが終わると再び明るく軽快な主題が再びピアノによって奏され、
管弦楽がそれを引き継ぎ、再びピアノ中心に曲が進行し、
最後は管弦楽とともに盛り上がって、堂々とした感じで終わる。
コメント
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