Mars&Jupiter

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リヒャルト・シュトラウスの交響詩「死と変容」作品24を聴く、そして片倉町から和田町まで歩く

2014-01-11 11:39:43 | リヒャルト・シュトラウスの作品
昨日は片倉町から和田町まで歩きました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品で、
1889年に作曲された交響詩「死と変容」作品24である。
聴いたCDはアンドレ・プレヴィン指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
弦楽器と木管楽器による力なく重々しい感じの序奏で始まる。
病気に苦しみ、死と戦い疲れ果てている病人の感じを描写している。
オーボエのソロが奏でる旋律は絶望的で悲しげであるが、
フルートが奏でる旋律には何か期待を思わせる部分がある。
ティンパニの強打があり、そこから主部に入り、
弦楽器が激しい旋律、死を示す第一主題を奏でていく。
病人に迫り来る死の恐怖に対する抵抗と戦いが展開される。
そして木管楽器によって示される愛を表す第二主題が現れる。
生に対する執着が示され、第一主題がそれを阻むように顔を出す。
しかし、金管楽器なども絡み、力強い生きることの意志が示される。
こういった展開の中でワグナー風の部分とリスト風の部分が見られる。
金管楽器により力強く示される変容の動機はその後の方向を示す。
その盛り上がりがいったん静まったあとは、ティンパニが鳴り響き、
その後も激しい戦いが続いていくことを示していく。
そして変容の動機が繰り返されるとともに、
浄化するような音楽が弦楽器を中心に展開されていき、
金管楽器が鳴り響き盛り上がりをみせ解放咸が示され、
ハープが奏でられて至福のうちに最後静かに終わる。
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