Mars&Jupiter

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トスカニーニ指揮のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第4番変ロ長調作品60を聴く

2014-01-03 12:58:18 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は二俣川から希望が丘まで往復して歩きました。
途中聴いたのは交響曲第4番変ロ長調作品60。
今回とりあげるCDはアルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団による演奏である。
1939年10月から12月にかけてカーネギー・ホールで行われた
演奏会の様子を録音した交響曲全集の中の1つである。
それゆえ録音は良いものではないが、今回とりあげてみる。
第一楽章アダージョの序奏部はとてもゆっくりとしたテンポで演奏し、
深遠な感じを出しているが、一転して力強く盛り上ったあと、
軽快なテンポの主部アレグロ・ヴィヴァーチェに入る。
提示部では躍動感あふれる第一主題と第二主題が奏でられていく。
提示部は反復されるが、録音は悪いものの流れるような演奏は心地いい。
展開部を経て再現部に入り、コーダまで一気に聴かせてくれるこの演奏は、
とても力強く躍動感あり、最後の終わり方も華々しい。
第ニ楽章アダージョは、木管楽器などによるのどかで牧歌的な部分と、
打楽器などが加わることで荒々しくダイナミックな部分が交互に現れる。
軽快なテンポで進み、おだやかな感じが続いたあと最後は力強く終わる。
第三楽章スケルツォ楽章のアレグロ・ヴィヴァーチェは、
ダイナミックで力強い旋律が緊張感をもって奏でられていく。
牧歌的なトリオの部分と最初の主題が繰り返され、最後力強く終わる。
第四楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは弦楽器の軽快な旋律で始まる。
ここでも軽快なテンポで、力強い演奏が展開されていく。
展開部からコーダまで一気に駆け抜けるように進み、
いったん穏やかになって、最後盛り上がって力強く終わる。
録音は悪いのはいたしかたなくとも、この流れるような演奏はいい。
コメント
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