Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

リヒャルト・ワーグナーの歌劇「恋愛禁制」第1幕を聴きながら荻窪から西荻窪まで歩く

2010-07-20 06:06:01 | リヒャルト・ワーグナーの作品
昨日の夕方は荻窪から西荻窪まで歩きました。
Copo do diaでのライブを聴くために一駅前から歩いたのですが、
一度歩いたことのある道だったので迷わず歩くことができた。
途中聴いたのは1813年生まれのワグナーの作品。
彼の略歴については有名な作曲なので省略する。
歌劇「恋愛禁制(Liebesverbot)」は、1836年に作曲された。
2幕ものの歌劇で、シチリア総督フリードリッヒが、
恋愛を禁止したことに伴う色々な事件を扱った作品ということだ。
シェークスピアの戯曲「尺には尺を」を台本に、
ワグナーが台本を書いた作品である。
今回聴いたCDは、ロベルト・ヘーガー指揮によるもので、
独奏者はルートヴィヒ・ヴェルター、エルンスト・ザルツァー、
フランツ・ハンドロス、ハインツ・イムダールのバス、
ヘルベルト・プリコパ、ヴィリー・フリードリヒ、
アントン・デルモータ、クルト・エクイルツのテノール、
ヒルデ・ツァデク、クリスティアーニ・ソレル、
ハンネローレ・シュテフェクのソプラノとなっており、
オーストリア放送交響楽団および合唱団の演奏によるものである。
第一幕だけを昨日は聴いたが、序曲はイタリア風であり、
これから始まる話がドタバタの喜劇である部分を感じさせる。
その一方で、主題の中にはドイツ風な重厚な部分もあり、
初期の作品ではあるが、その後のワグナーらしい部分も感じさせる。
イタリア風の歌劇でありながら、ドイツ語により劇は展開され、
フィナーレでの二重唱や管弦楽により盛り上がりのところにも、
その後のワグナーを思わせるところがあって、面白い。
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ヨハン・ネポムク・フンメルのミサ曲ニ長調作品111を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-19 09:47:05 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングをする時間が取れなかったので、
今朝5時半頃に起き、二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1778年生まれのフンメルの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
ミサ曲ニ長調作品111は、1830年頃に作曲されたようだ。
今回聴いたCDは、スーザン・グリットンのソプラノ、
リチャード・ヒコックス指揮、コレギウム・ムジクム90の演奏による。
第一曲キリエの序奏で感傷的な旋律が奏でられ、
合唱がその序奏に導かれキリエを歌いだす。
悲愴的な部分と穏やかな部分が現れ最後は静かに終わる。
第二曲グローリアは、堂々とした管弦楽と合唱の歌で始まる。
Qui tollis peccata mundiのところでは悲しい感じの曲になるが、
再びそのあと冒頭の華々しい音楽が流れ、
そのあとは対位法風の音楽となり、盛り上がっていく。
このあたりのフンメルの作曲技法はなかなかである。
最後はアーメンを繰り返しながら、堂々と終わる。

第三曲クレドは、ホルンの吹奏から始まる。
そのあと合唱が入って歌が続くが、Et incarnatus estから、
独奏チェロと合唱となり、そういった独奏楽器と合唱の組み合わせが面白い。
ドイツらしい部分を感じさせる音楽であり、
ベートーヴェンと同時代の作曲家であることが分かる。
この曲も最後の旋律が対位法風に絡まっていくところがいい。
最後のアーメンを繰り返しながら、堂々と終わるところは第二曲と似ている。
第四曲サンクトゥスは、モーツアルトの有名なピアノ協奏曲を思わせる。
そんな牧歌風で穏やかな感じで始まり、合唱が加わり神への感謝が歌われる。
第五曲ベネディクトゥスは、木管楽器などを中心にのどかな旋律が奏でられ、
合唱が加わり華やかになり、最後は木管楽器中心となり静かに終わる。
第六曲アニュス・デイは、合唱によってゆっくり静かに始まる。
少し哀愁漂う感じであるが、後半からは金管楽器が加わり華やかになり、
合唱と共に盛りあがりをみせたあと、最後は穏やかに終わる。
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フリードリヒ・シェンカーの大オーケストラのための風景画を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-18 08:36:44 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1942年生まれのシェンカーの作品。
シェンカーは、10歳の頃からトロンボーンやピアノを学び始めた。
1961年から1964年の間、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで、
ヘルムート・スタコビアックにトロンボーンを、
ギュンター・コーハンに作曲を師事した。
1964年からライプチヒ放送交響楽団(MDR交響楽団)の
トロンボーン・ソロ奏者として活躍し、
1970年代からは活発に作曲活動を始めたようである。
大オーケストラのための風景画は、1974年に作曲された。
今回聴いたCDは、ヘルベルト・ケーゲル指揮、
ライプチヒ放送交響楽団の演奏による。

第一曲風景画1(色合い)は、冒頭から打楽器中心とした
混沌とした音の中に色彩感を思わせる。
引き延ばすような弦楽器の音と、金管楽器と打楽器などの
音がぶつかりあいながら音楽は進行する。
第二曲風景画2(かすかに、激しく)は、
それぞれの楽器がきまった音型を繰り返しながら、
ある部分では激しくぶつかり合っていく。
第三曲風景画3は、打楽器と金管楽器で荒々しく始まり、
静まってからはフルートが奏でる音に様々な楽器が絡み合う。
再び打楽器と金管楽器で荒々しい感じとなり、
それがいったん静まると再びフルートが入り、
ヴァイオリン・ソロも加わっていく。
最後ではチェロのソロが入り、荒々しくなって終わる。
第四曲風景画4(飛行機雲)は、弦楽器がたちのぼる空気を感じさせ、
打楽器と金管楽器などが断片的に生まれる雲を想像させる。
最後は打楽器がクレシェンドする中でピークを築き、突然終わる。
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フェルディナント・リースの交響曲第6番ニ長調作品146を聴きながら横浜から和田町まで歩く

2010-07-17 14:39:43 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1784年生まれのリースの作品。
ベートーヴェンの弟子であった彼の略歴は以前触れたので省略する。
交響曲第6番ニ長調作品146は、1822年に作曲され、
1826年改訂され、1827年に出版されている。
今回聴いたCDは、ハワード・グリフィス指揮、
チューリヒ室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章ラルゲット・コン・モルト-アレグロは、
ゆったりと始まる序奏の部分は牧歌風でもある。
木管楽器が奏する旋律はやがて管弦楽全体で奏し、
アレグロの部分に入り、軽快で堂々とした主題が奏され、
穏やかな牧歌風のもう一つの主題が奏され、
これらの主題を展開していくのだが、そのサウンドや展開の手法は、
ベートーヴェンの弟子らしく、ベートーヴェン的である。
最後のコーダの部分は堂々とした感じで終わる。

第二楽章メヌエット:モデラートは、三部形式で書かれている。
モーツアルトの短調のメヌエットをベートーヴェン風にした感じの、
だからこそリースらしい音楽なのかもしれない。
メヌエットにしては優雅さとダイナミックさがある。
中間部のトリオは管楽器が活躍し、のどかな感じである。
最後は冒頭のメヌエットが繰り返されて終わる。
第三楽章ラルゲット・コン・モルトは、
ゆったりとした弦楽器のみの演奏で始まる。
やがてフルートやオーボエなど管楽器も入り、
盛りあがりをみせるところもあるが、
とにかく弦楽器同士の絡み合いが聴きどころである。
レオノーレ序曲を思わせるところもあって面白い。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・コン・ブリオは、
冒頭からトライアングルやシンバルなどにより、
祝典的な雰囲気の中、なぜかトルコ風に音楽が奏でられる。
この堂々とした主題は、その打楽器を除けば民謡風でもある。
この主題が様々な楽器によって繰り返されながら、
変形もされていき、ベートーヴェンの交響曲第3番の
終楽章を一部思わせるような感じで展開されていく。
最後はいったん盛りあがりをみせて静かになったあと、
再び主題がオーケストラ全体で奏でられ堂々と終わる。
それにしてもベートーヴェンの弟子らしい音楽である。
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イグナツ・プレイエルの弦楽四重奏曲ニ長調作品2の6を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-07-16 05:58:28 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1757年生まれのプレイエルの作品。
ハイドンの弟子であった彼の略歴については以前触れたので省略する。
弦楽四重奏曲ニ長調作品2の6は、1784年ウィーンで出版されている。
今回聴いたCDは、エンソー四重奏団の演奏による。
第一楽章アレグロは、生き生きとした弦楽器の演奏で始まる。
チェロが朗々と奏でる旋律がいいなあと思いながら聴いた。
お互いの楽器が掛け合う部分も、ハイドンを想起させる。
優雅で宮廷的な音楽は、聴いていて平和な感じでいい。
ソナタ形式で書かれており、展開部を経て主題が再現され、
最後はユニゾンの部分も見せながら軽快に終わる。
第二楽章アレグレットは、歌うような甘い旋律が軽快に奏され、
この主題ともう一つの旋律が交互に現れる。
最後は冒頭の主題が現れ、切れ目なく次の楽章に入る。
第三楽章プレストは、短い楽章で軽快な舞曲風の音楽である。
最後は盛り上がった中で堂々とした感じで終わる。
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