主木の植え付け

2016-02-14 10:43:51 | 吉祥寺北町の家


「武蔵野の家」では造園工事がすすんでいて、主木の植え付けを行いました。
造園工事を担当してくれているのは高松造園さん。僕の亡師・村田靖夫さんと懇意だった高松さんが、道路に面した庭に選んでくれのは、とてもきれいな株立ちのアズキナシ。
時間をかけて探してくれましたが、整った姿でとても品があります。そのまま植えるとまっすぐになり過ぎとのことで、少し引っ張ってクセをつけて植えてくれました。
どんな木を選ぶかも大事ですが、それをどのように植えるかも大事。灌木や下草との組み合わせ方で庭は表情を変えますが、その風情のつくり方は、やはり庭師の腕の見せどころですね、楽しみです。

武蔵野市の多くの地域は建ペイ率が40%のため、敷地内にはおのずと建物の建たない空地が広く残ります。それらの空地をいかに活かすか、そのシナリオづくりが建築家の腕の見せどころになるのだろうと思います。
シナリオづくりの根本にあるのは、暮らしを楽しむということ。日常のなかにあるちょっとした喜びや楽しみを発見し、大切にすること。ターシャ・テューダーさんが暮らしのなかで大切にしたことと、どこかつながっていきますね。
コメント
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