
エクスナレッジ刊「建築知識」10月号は、パース・スケッチの特集。僕も編集協力させていただき、何点か手描きスケッチを掲載いただいています。
特に住宅設計では、CGよりも手描きのスケッチの方が雰囲気やニュアンスが伝わりやすいように思います。
手描きのスケッチは自分の手を動かして描くので記憶に刻まれやすいのか、それを見ると、描いていた時に思っていたことがじんわりと胸中に蘇ります。
なんだか日記みたいなものですね。

このスケッチはちょうど10年前に、仙台に建つ「青葉の家」のために描いたもの。まだ実作が少なかった頃で、なんとか実現したいという渇望がものすごかった(笑)のを思い出します。
あっさりのスケッチに見えますが、左官塗の外壁に、板張りの腰壁に、木でできた格子窓に、ひとつひとつに思い入れを込めて描いたものでした。
このスケッチを含めて数点が「建築知識」に掲載されていますので、よろしければぜひご覧ください。