ユニバーサルデザインに向けて

2022-03-04 22:06:43 | 経堂の家


住宅の玄関は、段差がありながらも靴の脱ぎ履きをするので、使いやすくするには工夫が必要です。
ご年配になっても苦にならない段差の高さであったり、掴まれる手すりがあるのは大切です。

写真は「経堂の家」の玄関。ベンチと手すりを備えました。
ベンチも手すりも、メーカーから製品が出されていますが、とってつけた感じになるのは残念です。
この家では北欧デザインを参照した色使いや器具を多用していましたので、玄関も、北欧の建築家アルヴァ・アアルトの設計した住宅のエッセンスを活かしながらデザインしました。
手すりは木を用いて大工さんに造ってもらったものですが、丸い棒を壁や天井に強固に取りつけるための工夫をよく打合せしながらできあがったものです。
大工さんにはご苦労をお掛けしましたが、玄関ドアを開けると、特徴的な階段ホールが出迎えてくれるのは楽しいものです。



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