peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カラタチ(唐橘)

2006年11月06日 | Weblog
一関市千厩町「舘山公園」のカラタチ(唐橘)の黄色い実 2006年10月17日



10/17(火)、一関市千厩町千厩の舘山公園に行ったとき、山際に黄色い実をつけた「カラタチ(唐橘)」を見つけました。





一関市千厩町のカラタチ(唐橘)の実 2005年11月6日



11月6日(日)、一関市千厩町の町場から摩王坂を登る藤沢街道の最初の峠にあたる所(通称六道長根)で、「六道塚」と金色に実ったカラタチ(唐橘)の果実を見つけました。この説明板に書かれているような歴史があったことを思い、厳粛な気持ちになりました。


 カラタチを見るたびに思い出す北原白秋作詞・山田耕筰作曲の「からたちの花」には、”からたちのトゲ(刺)は痛いよ 青い青い針のトゲ(刺)だよ”とか「からたちも秋は実るよ まろいまろい金の玉だよ”とありますが、まさにその通りの果実ですね。

カラタチ(唐橘)ミカン科 カラタチ属 Poncirus trifoliata
中国原産の落葉低木。学校や公共施設などの生垣として植えられているのを良くみかけるが、ミカン類の台木としても利用されている。よく枝分かれして、高さ2~3mになる。枝は緑色で稜があり、長さ1~4cmの鋭い刺が互生する。

 葉は3出複葉で、互生し、葉柄には狭い翼がある。小葉は長さ3~6cmの楕円形または倒卵形。花期は4~5月。葉が出る前に直径3.6~5cmの香りのよい白い花が咲く。花には花柄がない。

 果実は直径3cmほどで、表面は軟毛に覆われている。(画像は、カラタチの果実)