peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・テンニョノマイ(天女の舞)

2006年12月22日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・テンニョノマイ(天女の舞) 2006年12月14日



12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「日本産の椿」コーナーに、花を咲かせた鉢植えのツバキ「テンニョノマイ(天女の舞)」が置かれていました。



「世界の椿・碁石」のツバキ・テンニョノマイ(天女の舞)ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica 'Tennyomomai'
「ハゴロモ(羽衣)」から枝変わりとして誕生した濃い紅色花の園芸品種で、花色以外の特徴は「ハゴロモ」と同じとのこと。中~大輪、八重の蓮華咲き。開花期は3~4月。「枝変わり」というのは、植物体の一部の体細胞が突然変異を起こし、他と形質の異なる部分が生じること。
 なお、「ベニハゴロモ(紅羽衣)」というのは、「モシオ(藻汐)」の枝変わりで別系統とのこと。

誠文堂新光社発行の「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、下記の通り記載されています。

天女の舞(てんにょのまい)神奈川[花]紅色の八重、蓮華咲き、筒しべ、中~大輪、3~4月咲き。[葉]長楕円、中形、波曲。[樹]やや横張り性。[来歴]羽衣の枝変り紅花。1982年頃に沼津市の杉山光伸が発見、村田祗臣の命名・発表。

 なお、昔「舞化粧(まいげしょう)」が「天女の舞」と呼ばれていたそうです。

 舞化粧(まいげしょう)新潟[花]白色の八重~、二段~牡丹咲きと咲分、唐子弁もでる、中~大輪、11~12月咲き。[葉]広楕円、中形。[樹]立性。[来歴]サザンカ人麿と油茶の種間雑種。1982年に萩屋薫の命名・発表。旧名は天女の舞。