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2007年1/17(水)、一関市東山町長坂字町の砂鉄川に近い住宅街を歩いていたら、採取されずにいる柿の実を争うように騒々しく啄ばんでいる「ムクドリ(椋鳥)」と思われる鳥に出会いました。
カメラを持って近づいたところ5~6羽いたのに2羽になってしまいました。一応撮ることができましたが、これ以上大きくは撮れませんでした。
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ムクドリ(椋鳥)スズメ目 ムクドリ科 Sturnus cimeraceus
平地から山地の市街地、農耕地、川原、疎林などにいる留鳥または漂鳥で、体長は24cmぐらい。英名:Grey Starling
一年を通して群れで生活をするものが多い。採食は樹上か耕起後の農地、芝地、背丈の低い草地などで、特に草刈り後に多く、昆虫類や木の実などを食べる。暗い林内や丈の高い草原の中にはほとんど入らない。採食場では少数で行動するが、夕方が近づくにつれて群れ集まり、集団ねぐらに入る頃には大群になる。特に非繁殖期には大群になる。繁殖期でも抱卵をしないものは群れでねぐらをつくる。
成鳥雄は頭部が黒く、額から前頭、顔には白色部分が多い。この白色の入り方には個体差がある。背、肩羽は全体に灰褐色で、翼は灰黒褐色。喉から胸は黒灰色で、頸側、胸側、腹は淡い灰褐色。下腹部と腰は白っぽい。成鳥雌は頭部が淡黒褐色で、全体に雄より淡色。雄の方が全体にコントラストが強い。幼鳥は頭部に黒味がなく、全体に淡色。
飛翔時には全体の形が三角形に見える。腰と尾羽の先は白い。羽ばたき飛行で直線的に飛ぶ。
鳴声:地鳴きは「ジュ」「ジュル」「ギュ」「ギル」「キュ」などといろいろな声を出す。群れの中で小さい争いが起きると騒々しく鳴く。さえずりは地鳴きを組み合わせて鳴く。
以上、山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」から転載。