peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ガンゼキラン(岩石蘭)

2007年03月26日 | Weblog
一関市千厩野草の会の「ガンゼキラン(岩石蘭)」
 2007年3月23日




2007年3/23(金)、一関市千厩町千厩にある千厩ショッピングモール「エスピア」ホールで、千厩野草の会の「春の山野草展(雪割草展)」が開かれました。
沢山の「雪割草」に混じって「ガンゼキラン」という名札をつけた鉢植え植物が花を咲かせていました。






ガンゼキラン(岩石蘭)ラン科 ガンゼキラン属 Phaius flavus(Blume)Lindl.
単子葉植物ラン科に属する多年草で、葉はエビネに、花はシンビジウムによく似ているが、それらとは別属の植物である。別名:ファイアス/ファイウス(いずれも属名)

常緑樹林内の地上に生える地生ランで、地表には偽球茎が並ぶ。偽球茎は卵形で高さ3cmにもなる。葉は数枚が偽球茎の先端から伸びる。その基部は葉鞘状に巻いて少し伸び、先端で葉身が分かれ、大きいものは高さ50cm程に伸びる。葉は楕円形で大きく、少し縦しわがある。

花は初夏に咲く。偽球茎の基部の横から花茎が伸び、葉の上近くまで出て十数個前後の花を穂状につける。花は鮮やかな黄色。花弁はやや細長く、全体に筒状に咲いて花びらは広がらない。唇弁には縦じわが多く、やや赤みが濃くなっている。

日本国内では本州では静岡県と紀伊半島、およびそれ以南の四国と九州、伊豆諸島と琉球列島に分布し、国外では台湾からフィリピン、マレーシア、インドに分布する。

 古くからエビネ類とともに観賞用に栽培された。花も喜ばれるが、葉が黄色い水玉模様の斑入りになる株があり、これもよく栽培された。この斑入りのものを特に「ホシケイラン」と呼ぶ。ただし、採集が行われたために、現在では日本国内では野生株を見るのは困難な状況にある。性質は強健であるが、凍結させると株が弱ってしまう。また、乾燥を嫌う。

 この種を含むガンゼキラン属は熱帯アジアを中心に約50種が知られる。日本では屋久島以南にカクチョウラン(鶴頂蘭 P.tancarvilleae(Banks)Blume)がある。姿はガンゼキランに似るが、さらに大型で、開花期には草丈1m前後に達する。また、花は蝋細工のように白く、唇弁のうち側と先端近くが濃い紅色になっている。これもツルランやリュウキュウエビネなどとともによく栽培される。(以上 出典:「ウィキペディア(Wikipedia)」)

なお、下記のWebサイトには、自生のガンゼキランの画像が掲載されています。

http://www.ne.jp/asahi/calypso/lip/diary2005-4.htm