peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

サクラソウ(桜草)

2007年05月11日 | Weblog



2007年5/10(木)、妻が植木鉢にタネを蒔いて育てていた我が家
の「サクラソウ」が花を咲かせています。花の色は淡桃色と桃色
です。






サクラソウ(桜草)サクラソウ科 サクラソウ属
 Primula sieboldii
湿り気のある草地に生える多年草。葉や花茎には白い縮れた毛
が多い。葉は根もとに多数集まってつき、長さ4~10cmの楕円形
で、長い柄がある。葉の縁には不揃いの浅い切れ込みがある。

花期は4~5月。葉の間から数本の花茎を伸ばし、高さ15~40cm
に伸びた花茎の先に、紅紫色で直径2~3cmの花を7~20個かたま
ってつける。

昔は荒川流域など湿った野原に群生していたということである
が、現在は自生地が少なくなり、埼玉県浦和市の田島ガ原が
「サクラソウの自生地」として特別天然記念物に指定され、
保護されている。

サクラソウは江戸時代中期から園芸化がはじまり、白、ピンク、
紅、絞りなどの色変わりや、花形の変わったものなど、多くの
品種がある。分布:北海道(南部)、本州、九州

サクラソウの仲間は500~600種もあるといわれ、日本には
「クリンソウ(九輪草)」や「ユキワリソウ(雪割草)」な
ど14種が自生するという。「プリムラ(Primura)」はサク
ラソウ属の学名だが、園芸界ではヨーロッパで園芸化された
サクラソウ類を「プリムラ」と呼んでいる。