一関市川崎町のカサマツ(笠松)
2007年5月13日





2007年5/13(日)、社団法人・岩手県緑化推進委員会主催の
「ふるさとの巨樹・名木観察会」が行われたので、妻と2人で
参加しました。
一関市の旧・東磐井地域にある巨樹・名木を訪ね歩く催事で、
一般人30名ほどが参加しました。

先ず最初に尋ねたのは一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字柏木に
ある「笠松」です。幹の周囲507cmで県内第4位、樹高7m、樹齢
伝承で約600年というアカマツ(赤松)で、県の天然記念物に指
定されています。







アカマツ(赤松)は古木になると、多少とも笠状の樹姿になる
のが普通であり、各地で多く見受けられるが、このマツのように
典型的な笠状のアカマツは見られない。強力な何物かの力によっ
て踏みつけられ、約5m位の位置で上長成長が止まり、枝が横に
だけ成長するといった世にも不思議な姿をしており、美しいパラ
ソル状の姿は比類無き名木の仲間に入るものである。
伊達藩時代、この地を治めていた藩主がマツを訪れたとき、名木
とうたわれた笠松を見て嘆賞して、青葉城内に移植するよう命じた。
しかし、いかに殿様の命令とはいえ、この地から移すということは
忍びがたく、移植も困難なことから、一計を案じた家老が「いかに
天下比類無き名木といえども路傍下の松故、御館に移植するのは如
何なものか」と進言し、移植を取り止めたことから「見越しの松」
と呼ばれるようになった、と伝えられている。
グリーンピア田老のカラカサマツ(唐傘松)
2006年3月16日


3月14日、リゾートホテル・グリーンピア田老のフロントで
「トリムコースを海に向って歩いて行けば宮古市指定文化財
・天然記念物の唐傘松を見ることができる」と聞いてきた妻
と一緒に「不動崎展望台」まで行ってみました。



唐傘松のある所から「不動崎」と思われる素晴らしい景色
(画像)を眺めることができました。不動崎展望台に着いた
頃には陽が沈みかけていました。



アカマツ(赤松)マツ科 マツ属 Pinus densiflora
樹皮が赤褐色なのでこの名がある。「クロマツ(黒松)」の
「オマツ(雄松)」に対して「メマツ(雌松)」ろもいう。
山野に生える常緑針葉高木で高さ25~35m、大きいものは高さ
50mになるものもある。樹皮は赤褐色。老木の樹皮は亀甲状の
割れ目が入る。
葉は2個ずつつき、長さ7~12cmの針状で、クロマツに比べると
柔らかい。4~5月頃開花する。雌雄同株。雄花は若枝の下部に
つき、雌花は先端につく。球果はクロマツより少し小さく、長
さ3~5cmの卵状円錐形で、翌年の10月に熟す。
なお、アカマツ林にはマツタケが生えることが知られている。
分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州、朝鮮、中国
用途:公園樹、庭園樹、防風樹、砂防樹、盆栽。材は建築材、
器具材、土木用材。花材。
2007年5月13日





2007年5/13(日)、社団法人・岩手県緑化推進委員会主催の
「ふるさとの巨樹・名木観察会」が行われたので、妻と2人で
参加しました。
一関市の旧・東磐井地域にある巨樹・名木を訪ね歩く催事で、
一般人30名ほどが参加しました。

先ず最初に尋ねたのは一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字柏木に
ある「笠松」です。幹の周囲507cmで県内第4位、樹高7m、樹齢
伝承で約600年というアカマツ(赤松)で、県の天然記念物に指
定されています。







アカマツ(赤松)は古木になると、多少とも笠状の樹姿になる
のが普通であり、各地で多く見受けられるが、このマツのように
典型的な笠状のアカマツは見られない。強力な何物かの力によっ
て踏みつけられ、約5m位の位置で上長成長が止まり、枝が横に
だけ成長するといった世にも不思議な姿をしており、美しいパラ
ソル状の姿は比類無き名木の仲間に入るものである。
伊達藩時代、この地を治めていた藩主がマツを訪れたとき、名木
とうたわれた笠松を見て嘆賞して、青葉城内に移植するよう命じた。
しかし、いかに殿様の命令とはいえ、この地から移すということは
忍びがたく、移植も困難なことから、一計を案じた家老が「いかに
天下比類無き名木といえども路傍下の松故、御館に移植するのは如
何なものか」と進言し、移植を取り止めたことから「見越しの松」
と呼ばれるようになった、と伝えられている。
グリーンピア田老のカラカサマツ(唐傘松)
2006年3月16日


3月14日、リゾートホテル・グリーンピア田老のフロントで
「トリムコースを海に向って歩いて行けば宮古市指定文化財
・天然記念物の唐傘松を見ることができる」と聞いてきた妻
と一緒に「不動崎展望台」まで行ってみました。



唐傘松のある所から「不動崎」と思われる素晴らしい景色
(画像)を眺めることができました。不動崎展望台に着いた
頃には陽が沈みかけていました。



アカマツ(赤松)マツ科 マツ属 Pinus densiflora
樹皮が赤褐色なのでこの名がある。「クロマツ(黒松)」の
「オマツ(雄松)」に対して「メマツ(雌松)」ろもいう。
山野に生える常緑針葉高木で高さ25~35m、大きいものは高さ
50mになるものもある。樹皮は赤褐色。老木の樹皮は亀甲状の
割れ目が入る。
葉は2個ずつつき、長さ7~12cmの針状で、クロマツに比べると
柔らかい。4~5月頃開花する。雌雄同株。雄花は若枝の下部に
つき、雌花は先端につく。球果はクロマツより少し小さく、長
さ3~5cmの卵状円錐形で、翌年の10月に熟す。
なお、アカマツ林にはマツタケが生えることが知られている。
分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州、朝鮮、中国
用途:公園樹、庭園樹、防風樹、砂防樹、盆栽。材は建築材、
器具材、土木用材。花材。