peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市室根町のカラタチ(唐橘)

2010年10月12日 | 植物図鑑

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2010年10月9日(土)、一関市博物館主催の「大人の調べ学習~気仙沼街道を行く」の実地調査で、江戸時代の絵図に描かれている「気仙沼街道」を歩きました。現在は国道284号線が「気仙沼街道」と呼ばれていますが、旧道は少し離れた所に残っていました。現在の道路と重なっていると思われる所にある民家の庭に植えられたカラタチ(唐橘)の木に、黄色に熟した実が沢山ついていました。

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カラタチ(唐橘) ミカン科 カラタチ属 Poncirus trifoliata

別名:枳穀(キコク)。中国中部原産の耐寒性落葉中低木で古い時代に日本に渡来したとされる。鋭いトゲがあることから、昔から生け垣としてよく植えられているほか、温州ミカン等の台木としても利用されている。暖地では野生化しているものもある。よく枝分かれして、高さ2~3m、時に4~6mになる。枝は緑色で稜があり、長さ1~5㎝の扁平で鋭い刺が互生する。葉は3出複葉で互生し、葉柄には狭い翼がある。小葉は長さ3~7㎝の楕円形または倒卵形で、縁に鈍鋸歯がある。

4~5月、葉が出る前に香りのよい白い花が咲く。花には花柄がなく、花弁は白色で5個。直径3.5~5㎝。果実は直径3㎝ほどの球形で、9~10月頃黄色に熟す。生食には適しないが、果実酒や薬用にする。表面は軟毛に覆われていて、果皮に独特の臭気がある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7285c69c5e9394be051dc8a8a56094cb [peaの植物図鑑:一関市千厩町のカラタチ(唐橘)]

http://www.nihonkaki.com/fs/nihonkaki/1079233 [カラタチ(キコク):果樹苗 柑橘類 日本花卉ガーデンセンター(本店)]

http://www.uchidawakanyaku.co.jp/tamatebako/kikoku.html [生薬の玉手箱(キジツとキコク)


一関市室根町のナギナタコウジュ(薙刀香薷)

2010年10月12日 | 植物図鑑

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ナギナタコウジュ(薙刀香薷)花穂の片側にだけ花がつく。

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ナギナタコウジュ(薙刀香薷) シソ科 ナギナタコウジュ属 Elsholtzia ciliata

花が片側にだけついた花穂が少し反り返り、ナギナタ(薙刀)を思わせることからこの名がついた。山地の道ばたに生える一年草。高さは30~60㎝。全体に独特の強い匂いがある。葉は対生し、長さ3~9㎝、幅1~4㎝の長卵形。枝先に長さ5~10㎝のナギナタ状の花穂を出し、淡紫色の花を多数つける。花期は9~10月。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

ナギナタコウジュ シソ科:花が咲くまでは、シソを思わせる山野草。シソとは葉に毛があるので見分けられるが、花の違いは明瞭。花穂(かすい)の一方だけに小さい花が並ぶ。その様子をナギナタ(薙刀)に見立て、香薷(こうじゅ)の名は全草香ることに基づく。香りの源の精油を2%含む。朝鮮半島では茹でて食用にしたり、乾燥させ、発汗、利尿剤に使う。[朝日新聞社発行「花おりおり 愛蔵版その四(湯浅浩史・文)」より]