2010年10月24日(日)、財団法人 奥州市文化振興財団 奥州市埋蔵文化財調査センター(水沢区佐倉河字九蔵田96-1・所長・伊藤博幸)主催の所長日曜講座・陸奥話記を読む~古典文学と考古学(全6回の第5回目)が開催されたので、妻と共に行ってきました。3時間ほど早く出かけて、久しぶりに史跡・胆沢城跡を散策しました。埋文への分岐点から100mと離れていない史跡・胆沢城厨(くりや)地区のすぐ傍にあるりんご畑に植えられたリンゴ(林檎)の木が、赤く熟した実を沢山つけていました。
リンゴ(林檎) バラ科 リンゴ属 malus domestica
現在世界各地で栽培されているのはセイヨウリンゴ(西洋林檎)で、ヨーロッパでは4000年以上前から栽培されていたという。原産地はコーカサス地方と推定されている。日本では江戸時代には中国から入ったワリンゴ(これを林檎と呼んでいた。)が栽培されていたが、明治時代に欧米から多くの品種が導入され、本格的な栽培が始まった。紅玉や国光、祝などは当時アメリカから入ってきた品種で、戦後になると日本でもふじ、つがる、陸奥、王林など、多くの品種が育成されるようになった。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]