peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのネオレゲリア・カロリナエ 2012年11月27日(火)

2012年12月01日 | 植物図鑑

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花きセンター管理棟の近くにある研修温室「高温区」には、洋ランの鉢植えが沢山植栽展示されていましたが、その次に多いのはアナナスの仲間(パイナップル科の植物)でした。

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(下4つ)ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナ)’トリカラー(トリコロル)’ Neoregelia carolinae vc.’Tricoler'

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(上2つ)「中温区」に展示されていたネオレゲリア・カロリナエ。

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(下7つ)ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナ)’フランドリア’ Neoregelia carolinae vc.’Flandria'

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(上と下3つ)ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT) Neoregelia carolinae

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パイナップル科 ネオレゲリア属 Neoregelia :ギアナに1種、ブラジルに50余種原生する中型の着生種で、葉縁に刺のある堅い葉が四方に水平に広くひろがる。中心部分に水を貯え、その水面に青~紫色の花を咲かせる。

ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT) Neoregelia carolinae

ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の着生種。銅色を帯びた緑葉の中型種。葉の長さ20~30㎝、幅3㎝ぐらい。葉質は堅く縁に小さな刺があり、径50~60㎝ぐらいの株となる。花期には株の中心部が赤や紫色に色づき、長い間美しい。花茎はほとんど伸びず、筒の中で咲く。その中央の水面に先端が白色の小さな青い花が順次咲く。性質は強健で子株も多く出る。

ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT)’フランドリア’ Neoregelia carolinae cv.'Flandria'

ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT)の園芸品種で、ネオレゲリア・トリカラー(トリコロル)が緑葉の中央に黄白色の縦縞が不規則に入るのに対して、この種は外白斑が入る。株の中心部が赤くなり、この中央に先端が白色の小さな青い花が順次咲く。

ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT)’トリカラー(トリコロル)’ Neoregelia carolinae cv.'Tricolor'

ネオレゲリア・カロリナエ(カロライナT)の園芸品種。緑葉の中央に黄白色の縦縞が不規則に入り非常に光沢がある。葉は長さ30㎝ほどで、株の中心部が赤くなる。日光によく当てると葉全体がピンク色を帯び、一層鮮やかになる。

管理:強健種が多く、最低5℃まで耐える。日光に当てると中央部の色が良くなる。子株で殖やす。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]


岩手県立花きセンターのレリオ パピー・ラブ’トルー・ビューティ’ほか 2012年11月27日(火)

2012年12月01日 | 植物図鑑

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2012年11月28日(水)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンター管理棟の近くにある研修温室「高温区」には、洋ランなどの鉢植えの植物が沢山植栽展示されていましたが、それらの中に名前がはっきりした洋ランが2鉢ありました。

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花きセンターのホームページの「花みごろ」(2012年11月26日更新)には、下記の記載があります。

洋ラン(ラン科) 少しずつですが、洋ランの開花も始まっています。これから寒くなるにつれ、温室の中を華やかにしてくれます。

(下3つ)レリオ パピーラブ ’トルー・ビューティ’ Lc.(Laeliocattleya)Puppy Love 'True Beauty'

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レリオ・パピーラブ’トルー・ビューティ’ ラン科 レリオ属 Laeliocattleya (Lc.)Puppy Love 'True Beauty'

パピー・ラブ Lc.Puppy Love:C.Dubiosa×L.anceps、1970年登録。花弁と萼片は淡桃色で、幅は広くはないがよく開張する。唇弁は白桃色に弁先に紫紅色、中央から喉部に黄色が入る。蕊柱は露出し白色。片親のアンケプスL.ancepsの花形に似るが、上品な色彩と可憐な美しさが人気を呼んだ。花径は12㎝ほどで、長い花茎に3~4輪くらいつく。開花期は冬。

[個体]’トルー・ビューティ’'True Beauty'HCC/AOS アメリカの植物特許を取った個体で、上品な色彩に人気が集まり、一世を風靡した。現在でも同じような交配種が少なく、多く栽培されている名花。

レリオ属 Laeliocattleya (Lc.):Cattleya(C.)×Laelia(L.)、1963年に登録された人工属。大輪系にはプルプラタpurpurata、テネブロサtenebrosa、クリスパcrispa、グランディスgrandis、ペリニイperriniiなどのレリア属の原種の影響で、一般的に、花弁がカトレヤ属に比べて狭くなる一方、唇弁はバランス的に、花弁や萼片に対して大きくなる傾向がある。

そのほか、花色が様々で、開花時期も一年中と幅広く、私たちの目を楽しませてくれる。また、ミニ系を作出するには、プミラpumila、シンコラナsincorana、ルベスケンスrubescens、フラバflava、ミレリmilleri、ブリゲリbriegeriなど、長花茎種作出には、アンケプスanceps、オータムナリスautumnalisなどレリア属の原種が交配親として使われている。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36270945&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:奥州市水沢区「岩手蘭友会」のレリオ・パピーラブ ’トルー・ビューティ’]

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洋ラン ラン科:熱帯や亜熱帯に自生するランの仲間は、おびただしい数にのぼる。この中から美しいものや変わった形のものなどがヨーロッパに運ばれ、温室の草花としてより美しく豪華に改良された。かつては貴族や金持ちだけが楽しめる高級な花であったが、現在では好きでさえあれば、誰でも栽培できる花になっている。日本へは明治時代に入り、西洋から来たので「西洋ラン」と呼び、「洋ラン」と略されているが、正確には「熱帯ラン」と呼ぶべきものだと思う。中国や日本産の低温性のランの一部は、「東洋ラン」としてまとめられているが、西洋ランとの厳密な区別はない。

Cattleya、シンビジウム属Cymbidium、デンドロビウム属Dendrobium、ファレノプシス属Phalaenopsis、オンシジウム属Oncidium、パフィオペディルム属Paphiopedilumなどに分類されている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]