2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。
花きセンター管理棟の近くにある研修温室の「低温区」には、ベゴニアが沢山植栽展示されていましたが、それらの中にシルバーキング(Silver King)という名のレックスベゴニアがありました。
レックス・ベゴニア ベゴニア(シュウカイドウ)科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids
一般にレックス・ベゴニアという場合は、野生のベゴニア・レックス種を基本に交雑が繰り返されて育成された園芸品種群を総称している。原種と区別するために、レックス・クルトルムB.×rex-cultorumと表記し、Rex begoniaの英名がある。観葉ベゴニアの代表的な品種群で観賞価値の高いものが多い。現在の園芸品種は、育成過程で形質の異なる多くの野生種が関係しているので、葉の大小、形、斑模様、光沢、基部の渦巻き、茎の形態などがいろいろに組み合わさって変化に富んでいる。
インペリアリスB.imperialisやドレゲイ B.dregeiなどとの交雑で葉の小さい品種が、アルゲンテア・クプレアタ B.argentea cupreataやキサンチナ B.xanthinaとの交雑で葉の基部が渦巻状になる品種が、ディアデマ B.diademaとの交雑で切れ葉の品種が、デコラ B.decoraやカタヤナ B.cathayanaとの交雑で微妙な光沢のある品種が、それぞれ育成されるようになった。形質は根茎性であるが、木立性に近い形態の品種もある。
ベゴニア・レックスはインドのアッサム地方原産の野生種で、耐寒性が強く、5℃以上で越冬する。葉は大きく長さ20~30cmで、金属光沢のある銀白色の輪状模様が特徴である。根茎は多汁質で太く、横に這ってよく分枝する。オオバベゴニアの和名があり、英名は、King begonia と呼ばれる。本種が基となって現在のようなレックス・ベゴニアの多くの園芸品種が育成された。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
レックス・ベゴニア シルバーキング ベゴニア(シュウカイドウ)科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids Silver King
種名、品種名:シルヴァーキング(Silver King)、分類:半木 S、交配親:発見者・育成者:発見年・発表年:1920年、葉形:切り込み葉=E、葉模様:⑥+⑭、葉の大小:径7.5~15㎝の中葉、葉の色形:銀白色地で葉脈と葉縁は濃緑色、緑色部分に銀白色の班点。特記事項:葉柄はやや長い。[誠文堂新光社発行、日本ベゴニア協会編「ベゴニア百科」より]
http://www.begonia-net.com/db/rex/silverking001.html [レックスベゴニア シルバーキング]