peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのレックスベゴニア シルバーキング 2012年11月27日(火)

2012年12月08日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンター管理棟の近くにある研修温室「低温区」には、ベゴニアが沢山植栽展示されていましたが、それらの中にシルバーキング(Silver King)という名のレックスベゴニアがありました。

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レックス・ベゴニア ベゴニア(シュウカイドウ)科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids

 一般にレックス・ベゴニアという場合は、野生のベゴニア・レックス種を基本に交雑が繰り返されて育成された園芸品種群を総称している。原種と区別するために、レックス・クルトルムB.×rex-cultorumと表記し、Rex begoniaの英名がある。観葉ベゴニアの代表的な品種群で観賞価値の高いものが多い。現在の園芸品種は、育成過程で形質の異なる多くの野生種が関係しているので、葉の大小、形、斑模様、光沢、基部の渦巻き、茎の形態などがいろいろに組み合わさって変化に富んでいる。

インペリアリスB.imperialisやドレゲイ B.dregeiなどとの交雑で葉の小さい品種が、アルゲンテア・クプレアタ B.argentea cupreataやキサンチナ B.xanthinaとの交雑で葉の基部が渦巻状になる品種が、ディアデマ B.diademaとの交雑で切れ葉の品種が、デコラ B.decoraやカタヤナ B.cathayanaとの交雑で微妙な光沢のある品種が、それぞれ育成されるようになった。形質は根茎性であるが、木立性に近い形態の品種もある。

 ベゴニア・レックスはインドのアッサム地方原産の野生種で、耐寒性が強く、5℃以上で越冬する。葉は大きく長さ20~30cmで、金属光沢のある銀白色の輪状模様が特徴である。根茎は多汁質で太く、横に這ってよく分枝する。オオバベゴニアの和名があり、英名は、King begonia と呼ばれる。本種が基となって現在のようなレックス・ベゴニアの多くの園芸品種が育成された。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

レックス・ベゴニア シルバーキング ベゴニア(シュウカイドウ)科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids Silver King

種名、品種名:シルヴァーキング(Silver King)、分類:半木 S、交配親:発見者・育成者:発見年・発表年:1920年、葉形:切り込み葉=E、葉模様:⑥+⑭、葉の大小:径7.5~15㎝の中葉、葉の色形:銀白色地で葉脈と葉縁は濃緑色、緑色部分に銀白色の班点。特記事項:葉柄はやや長い。[誠文堂新光社発行、日本ベゴニア協会編「ベゴニア百科」より]

http://www.begonia-net.com/db/rex/silverking001.html [レックスベゴニア シルバーキング]


岩手県立花きセンターのレックスベゴニア ベニトチバ 2012年11月27日(火)

2012年12月08日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンター管理棟の近くにある研修温室「低温区」には、ベゴニアが沢山植栽展示されていましたが、それらの中にベニトチバ(紅栃葉)という名のレックスベゴニアがありました。

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レックス・ベゴニア シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids

 一般にレックス・ベゴニアという場合は、野生のベゴニア・レックス種を基本に交雑が繰り返されて育成された園芸品種群を総称している。原種と区別するために、レックス・クルトルムB.×rex-cultorumと表記し、Rex begoniaの英名がある。観葉ベゴニアの代表的な品種群で観賞価値の高いものが多い。現在の園芸品種は、育成過程で形質の異なる多くの野生種が関係しているので、葉の大小、形、斑模様、光沢、基部の渦巻き、茎の形態などがいろいろに組み合わさって変化に富んでいる。

 ベゴニア・レックスはインドのアッサム地方原産の野生種で、耐寒性が強く、5℃以上で越冬する。葉は大きく長さ20~30cmで、金属光沢のある銀白色の輪状模様が特徴である。根茎は多汁質で太く、横に這ってよく分枝する。オオバベゴニアの和名があり、英名は、King begonia と呼ばれる。本種が基となって現在のようなレックス・ベゴニアの多くの園芸品種が育成された。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

レックス・ベゴニア・「ベニトチバ(紅栃葉)」 シュウカイドウ(ベゴニア)科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex-hybrida'Benitochiba'

レックス・ベゴニア根茎性ベゴニアであるレックス(B.rex Putzeys)に、種々のベゴニアを交配し、さらに交配を重ねてできた一群のベゴニアを、園芸的には根茎性ベゴニアとは別に分けて「レックス・ベゴニア(rex-cultorum)」と呼んでいる。

レックス・ベゴニアの誕生:そもそも、インド・アッサム地方原産のレックスがヨーロッパにもたらされたのは、まさに偶然で、1856年にイギリスのシモン氏がアッサムから輸入したランの葉鞘の間に挟まっていたのを、ベルギーの園芸家ジーン・リンデン氏が発見したのが始まりといわれている。リンデン氏はその頃ヨーロッパに新たに導入された葉の美しいクサンティーナー(B.xanthina)や、ハタコア(B.hatacoa)(当時の種名はルブロ・ベニア)を交配して、葉の美しい新種を作り出していたので、このレックスをシモン氏から買い求め、増殖して売り出し、1857年から58年にかけてこの苗を買った各地の育種家が、一斉にこれを元にした交配に着手し、多くの交配種が生み出された。なお、種名のレックスという名称は、「王者の」とか「華麗な」の意で、レックスを初めて眼にしたプッツェイ氏が、これはまさに「王者のベゴニアだ」といったことに由来するといわれている。この交配によって作出された園芸品種を原種のレックスと区別するため、園芸品種はレックス・カルトラム(rex-cultorum Balley)と表記することが提案された。レックス・ベゴニアは世界中で広く栽培されており、その品種数は日本ベゴニア協会編纂の「ベゴニア・テェックリスト(2001年版)」によると、2,224種、その内、わが国に導入されているもの315種、わが国で作出されたもの198種に達している。

レックス・ベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)」B.'Benitochiba'は、1970年代、御園 勇氏により、おびただしい数の交配種が作出されたが、モミジ葉のレックスベゴニアB.Fillgree'「フィリグリー」にヤシ(椰子)葉の木立ベゴニアの原種B.luxurians「ルクスリアンス」を交配することによって作出したもので、現在も広く栽培されている中で、レックス・ベゴニアとしてはおそらく世界で最初の掌状複葉(椰子葉)で、同氏の傑作中の傑作として、多くの人に育成されている。 半木性。Filigree×luxuriansの交配。1981年御園 勇氏の発表。葉の色・形:全面赤紫色を帯びた銀白色で、葉脈部分は茶褐色。多光量で紅桃色に変化。葉は中形。花は紅色。 [誠文堂新光社発行「ベゴニア百科」(日本ベゴニア協会・編)より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/abe9b47c3629f95adc73071fe7ba6bb3 [peaの植物図鑑:一関市花泉町「ベゴニア館」のレックスベゴニア「ベニトチバ(紅栃葉)ほか]

http://www.begonia-net.com/db/rex/benitochiba001.html [レックスベゴニア・ベニトチバ(紅栃葉)]

http://ameblo.jp/komamok/entry-11365203128.html [ベニトチバの花:petit lardin d'ombre]