peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町の雪の花&ベニシタン(紅紫檀) 2012年12月9日(日)

2012年12月09日 | 植物図鑑

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2012年12月9日(日)、一関地方は昨日の朝から雨が降っていましたが、お昼頃から雪に変わりました。夕方まで降り続いた後、一旦止んだようでしたが、今朝の9時頃には20㎝ほども積って、「山も野原も綿帽子被り、枯れ木残らず花が咲」いた状態になりました。

一関市東山町長坂字久保&柴宿にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地を散策して様々な樹木の「雪の花」を写してみました。白い雪をかぶった真っ赤なベニシタン(紅紫檀)の実が目立っていました。

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ベニシタン(紅紫檀) バラ科 シャリントウ(コトネアスター)属 Cotoneaster horizontalis

中国原産の落葉または半常緑性の低木で、日本には昭和初期に渡来したとのこと。挿木や実生で簡単に殖やせるため、庭木や生垣などによく植えられている。日本でコトネアスターといえば本種を指すが、これは属名の総称である。大きいものは高さ1mほどになり、枝は水平に広がる。茎に刺がなく葉に欠刻がない。老木になると枝が枝垂れる特徴がある。葉は互生し、倒卵形で小さく、長さ5~15㎜、幅6~8㎜。革質で光沢があり、裏面と葉柄に毛がある。5~6月、葉の腋に淡紅色または白色で直径6㎜ほどの小さな花が咲く。果実は直径約5㎜の球形で、秋に鮮紅色に熟す。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。栽培:繁殖は実生、挿木。

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32875065&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町「柴宿団地」のベニシタン(紅紫檀)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41422953&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町松川のベニシタン(紅紫檀)]


岩手県立花きセンターのレックスベゴニア ミドリチャン 2012年11月27日(火)

2012年12月09日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンター管理棟の近くにある研修温室「低温区」には、ベゴニアが沢山植栽展示されていましたが、それらの中にミドリチャン(緑ちゃん)という名のレックスベゴニアがありました。

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レックス・ベゴニア シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia Rex Cultorum Hybrids

 一般にレックス・ベゴニアという場合は、野生のベゴニア・レックス種を基本に交雑が繰り返されて育成された園芸品種群を総称している。原種と区別するために、レックス・クルトルムB.×rex-cultorumと表記し、Rex begoniaの英名がある。観葉ベゴニアの代表的な品種群で観賞価値の高いものが多い。現在の園芸品種は、育成過程で形質の異なる多くの野生種が関係しているので、葉の大小、形、斑模様、光沢、基部の渦巻き、茎の形態などがいろいろに組み合わさって変化に富んでいる。

レックス・ベゴニア根茎性ベゴニアであるレックス(B.rex Putzeys)に、種々のベゴニアを交配し、さらに交配を重ねてできた一群のベゴニアを、園芸的には根茎性ベゴニアとは別に分けて「レックス・ベゴニア(rex-cultorum)」と呼んでいる。

レックス・ベゴニアの誕生:そもそも、インド・アッサム地方原産のレックスがヨーロッパにもたらされたのは、まさに偶然で、1856年にイギリスのシモン氏がアッサムから輸入したランの葉鞘の間に挟まっていたのを、ベルギーの園芸家ジーン・リンデン氏が発見したのが始まりといわれている。リンデン氏はその頃ヨーロッパに新たに導入された葉の美しいクサンティーナー(B.xanthina)や、ハタコア(B.hatacoa)(当時の種名はルブロ・ベニア)を交配して、葉の美しい新種を作り出していたので、このレックスをシモン氏から買い求め、増殖して売り出し、1857年から58年にかけてこの苗を買った各地の育種家が、一斉にこれを元にした交配に着手し、多くの交配種が生み出された。なお、種名のレックスという名称は、「王者の」とか「華麗な」の意で、レックスを初めて眼にしたプッツェイ氏が、これはまさに「王者のベゴニアだ」といったことに由来するといわれている。この交配によって作出された園芸品種を原種のレックスと区別するため、園芸品種はレックス・カルトラム(rex-cultorum Balley)と表記することが提案された。レックス・ベゴニアは世界中で広く栽培されており、その品種数は日本ベゴニア協会編纂の「ベゴニア・テェックリスト(2001年版)」によると、2,224種、その内、わが国に導入されているもの315種、わが国で作出されたもの198種に達している。

レックスベゴニア ミドリチャン(緑ちゃん) シュウカイドウ(ベゴニア)科 シュウカイドウ(ベゴニア)属 Begonia Rex-hybrida Midorichan

分類:半木立、交配親:China sp.×The Chief、育成者:山口英樹、発表年:1995年、葉形:欠刻葉、葉摸様:全面に小斑点が散在し、中心部が濃色で同色の覆輪、葉の大きさ:径15~30㎝、葉の色形:黄緑色地に銀砂子斑が入り、中央と周縁部に褐赤紫色の模様入り。特記事項:花は淡桃色。[誠文堂新光社発行、日本ベゴニア協会編「ベゴニア百科」より]

http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/file/migoro.html [岩手県立花きセンター:花みごろ(2012年11月26日現在)]