peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのタバコソウ(煙草草) / クフェア・イグネア 2012年11月27日(火)

2012年12月29日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。

亜熱帯温室の東側通路沿いに植えられているタバコソウ(煙草草)が、花のように見える筒状で朱橙色の苞を沢山つけていました。和名通り火をつけた煙草のように見えました。

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ミソハギ科 クフェア(タバコソウ)属 Cuphea:北アメリカ南部、メキシコ、グアマテラ、ボリビアなどに250種が分布する短命な多年草、小低木。茎は丸く、粘着性がある。葉は卵形から線形、十字対生か輪生。花は単生か総状花序または円錐花序が茎の先端か、葉腋につく。左右相称花。花弁は6が多い。雄しべは6~14、周年開花し、夏は戸外の直射光下で栽培するとよい。挿し木で殖やす。果実は蒴果。

ベニチョウジ(イグネア)C.ignea、ハナヤナギ(ミクロペタラ)C.micropetala、メキシコハナヤナギ(ヒッソピフォリア)C.hyssopifoliaなどが主に栽培されている。

クフェア・イグネア ミソハギ科 クフェア(タバコソウ)属 Cuphea ignea

細長い筒状の花に由来するタバコソウ(煙草草)という和名がある。また、ベニチョウジ(紅丁子)とも呼ばれるが、同名の植物に「ケストルム・エレガンス」があり、紛らわしい。http://www.engeinavi.jp/db/view.cgi?mode=link&id=726 [ケストルム・エレガンス、ベニチョウジ、ベニバナヤコウカ:園芸ナビ 植物図鑑]

メキシコ原産の半耐寒性常緑低木で、樹高は30~60cm。よく分枝して横に広がり、花径5mm、花の長さ2~3cmの細長い筒状の花を多数咲かせる。花は萼が筒状になったもので花弁はない。花色は朱橙色で、筒先は濃紫色。口部は白色。花期は普通4~10月だが、温室では周年開花する。

育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。旺盛に生育するので適宜切り戻して草姿を整える。鉢植えは水切れに注意。越冬温度5℃、霜に弱いので南関東以西では軒下などに。

[講談社発行「四季の花色大図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」&下記Webサイトより]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38963765&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのタバコソウ(煙草草)/クフェア・イグネア]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20100105 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのタバコソウ(煙草草)/クフェア・イグネア]

http://www.geocities.jp/michi_kba/aka/tabakoso.html [タバコソウ]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/617.html [クフェア・イグネア、タバコソウ、ベニチョウジ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_3460.htm [タバコソウ(煙草草):四季の山野草]

http://www.t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/tagyou/ta/tabakosou.html [GKZ植物事典・タバコソウ]

http://hanakikousikinohana.blog120.fc2.com/blog-entry-782.html [Digital_Photo 花遊悠 クフェア・イグネア/煙草草(タバコソウ)]

 


岩手県花きセンターのベニヒモノキ(紅紐の木) / アカリファ・ヒスピタ 2012年11月27日(火)

2012年12月28日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。

亜熱帯温室に植えられているベニヒモノキ(紅紐の木)が、濃ピンク色の長い花穂をつけていました。学名はアカリファ・ヒスピダ。

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トウダイグサ科 アカリファ(エノキグサ)属 Acalypha:熱帯および亜熱帯、温帯に約450種ほど分布する多年草または小低木だが、一年草や高木もある。葉は互生で、卵円形が多く、赤、黄色などの模様のある種を主として観賞する。花は小型で花弁がなく、雄花が集まって穂状花序をなし、雌花はその基部につく。

この仲間の主要な栽培種は、太平洋諸島原産の観葉植物として比較的よく知られているウィルクシアナA.wilkesianaとその園芸種、ゴッドセフィアナで、葉形、葉色、形態の変化が多く、品種が多数発現し栽培されている。そのほかには、ヒスピダ(ベニヒモノキ)A.hispidaやレプタンス A.reptans(キャット・テールcat tail)が良く栽培されている。熱帯地では公園、庭園に普通に植えられ、街路樹などにもされるが、日本では冬期は温室で暖房し、夏の観葉植物として鉢植えで栽培される。栽培:美しく栽培するには10℃以上の温度が必要。

ベニヒモノキ(紅紐の木) / アカリファ・ヒスピダ トウダイグサ科 アカリファ(エノキグサ)属 Acalypha hispida

西インド諸島(ニューギニア、マレー群島)原産の常緑低木で、この仲間では珍しく、長さ20~50㎝の赤いヒモ(紐)状の花序を下垂させ、長期間美しい。花穂の形からベニヒモノキ(紅紐の木)の和名がある。花穂が乳白色の品種cv.Albaもあるが、汚れた感じの白色であまり人気がない。花弁は退化してない。英名:シュニール・プラントChenille plant、Pussy tail。

栽培管理:5~9月は戸外に置き、直射日光をたっぷりと当てる。秋以降は室内に置き、ガラス越しの日光にできるだけ当てる。水やりは、5~9月の間は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与える。秋になったら徐々に控え、冬は鉢土が乾いて4~5日してから与え、乾燥気味に保つ。肥料は、5~9月の間、2ケ月に1回、緩効性の化成肥料を置き肥する。加えて、その間、10日に1回、薄い液肥を与える。病害虫については、ハダニ予防のために夏の乾燥時には葉裏にも葉水を与える。増殖は挿し木。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41008897&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36702251&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/c3811f5b65d62270717fb5c199e4169d [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ]

 


岩手県立花きセンターのビンロウジュ(檳榔樹) / ビンロウ(檳榔) 2012年11月27日(火)

2012年12月28日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。

亜熱帯温室の通路中央付近にビンロウジュ(檳榔樹)という名のヤシ(椰子)が植えられていました。葉はヤシですが、幹はモウソウチク(孟宗竹)によく似ていました。

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ヤシ科 アレカ(ビンロウ)属 Areca:東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、マダガスカル島(スリランカや南洋諸島)に88種ある。単幹で高さ5~15m、小葉の幅は大小不揃いで折目状のしわが深く、浅緑色。葉柄に刺はない。雌雄同株。

ビンロウジュ(檳榔樹) ヤシ科 アレカ(ビンロウ)属 Areca catechu

別名:ビンロウ(檳榔)。マレー半島(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑樹。単幹で直立し、高さ20mになる。葉は羽状葉で、長さ1~2mになり、幹頂に叢生し、アーチ状になる。果実は橙色~赤みを帯び、ビンロウジと呼ばれる。旧世界の熱帯では、若果の種子を薄く切り、石灰にまぶし、コショウの仲間のキンマの葉に包んで噛む習慣がある。(ベテルチューイングに供される。)管理:8℃以上で越冬。実生で殖やす。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38900461&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのビンロウジュ(檳榔樹)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36576945&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのビンロウジュ(檳榔樹)]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/binrouju.htm [ビンロウジュ]

http://photozou.jp/photo/show/147212/25201685 [ビンロウジュ(果実)]

http://zmchip.com/NatureLand/Sg/sgbinrou.html [ビンロウジュ]

http://palaudivers.net/mt/2010/03/post-810.html [ビンロウジュ]

http://tropicalplant.air-nifty.com/top/2005/11/post_dc29.html [ビンロウジュ]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1259.html [アレカ・カテチュウ(ビンロウジュ):園芸ナビ 植物図鑑]


岩手県立花きセンターのヒメアリアケカズラ / アラマンダ・ネリフォリア 2012年11月27日(火)

2012年12月27日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。

亜熱帯温室の中央付近に植えられているヒメアリアケカズラ(姫有明葛)が、内部に褐色の条線がある濃黄色の漏斗状花を咲かせていました。また、表面に沢山の突起がある果実を数個つけていました。学名はアラマンダ・ネリフォリア

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キョウチクトウ科 アラマンダ(アリアケカズラ)属 Allamanda:熱帯南米に12種ほど分布する高木または低木で、登攀(とうはん)性のものもある。暖地では露地栽培ができる。花はロート(漏斗)状の合弁花で、黄色または赤紫色。

ヒメアリアケカズラ(姫有明葛) キョウチクトウ科 アラマンダ(アリアケカズラ)属 Allamanda neriifolia

熱帯アメリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑小低木で、高さは1~1.5m前後になる。葉は長楕円形または長卵形で10cmくらいあり、2~5枚輪生する。花は濃黄色の漏斗状花で内部に褐色の条線がある。花径は3~5cm。アリアケカズラと違い、茎がつる状に伸びないので鉢植えに適している。英名:Bush allamanda。

仲間には、アラマンダ(アリアケカズラ)A.cathartica、八重アラマンダcv.'Stansills Double'、赤花アラマンダA.violaceaなどがある。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&下記Webサイトより]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38915389&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:ヒメアリアケカズラ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/a1bd02cc6b2cb36e40b30da2d535999a [peaの植物図鑑:ヒメアリアケカズラ]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/himearia.htm [ヒメアリアケカズラ(姫有明葛)]

http://www.botanic.jp/plants-ha/hiaria.htm [Shu(^^)Homepage,ヒメアリアケカズラ]

http://g-kamu.com/htm/himeariake.htm [ヒメアリアケカズラ(アラマンダ・ネリフォリア)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/137.html [アラマンダ(ヒメアリアケカズラ)、園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.amamihanahana.com/diary/archives/2007/02/ [アリアケカズラの実]

http://scenewayfc.blog59.fc2.com/blog-entry-956.html [オオバナアリアケカズラ(大花有明葛):深センと香港の日々]


岩手県立花きセンターのオオタニワタリ(大谷渡) 2012年11月27日(火)

2012年12月27日 | 植物図鑑

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2012年11月27日(火)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。朝のうちは日差しがありましたが、9時頃から小雪がパラつき出し、10時頃には激しい雪になりました。

花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。

亜熱帯温室の通路西側に植えられているオオタニワタリ(大谷渡)が、長くて大きな葉を放射状に広げていました。

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岩手県立花きセンター・研修温室「中温区」のオオタニワタリ’アビス’ 2012年11月27日(火)

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岩手県立花きセンターの研修温室「中温区」シマオオタニワタリ(島大谷渡)の園芸品種’アビス’('Avis')が植栽されていました。「花の館温室」に植栽されているオオタニワタリ(大谷渡)に良く似ています。 

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チャセンシダ科 オオタニワタリ属 Neottopteris :一般にチャセンシダ(アスプレニウム)属Aspleniumとして分類されるが、そのうちで、単葉で葉脈が葉の周辺の連結脈ですべてつながっているものをオオタニワタリ属Neottopterisという。日本および近接地域の2種がよく知られている。

オオタニワタリ(大谷渡) チャセンシダ科 オオタニワタリ属 Neottopteris antiqua

原生地:日本の暖地、済州島、台湾より南(東南アジア熱帯雨林気候区)。性状:樹上や岩石などに着生する常緑多年草シダ(羊歯)で、根茎は塊状で放射状に多数の単葉を出す。葉は革質で長さ40~100㎝ぐらいになる。耐寒性もあるが、高温多湿半日陰であれば良く生育する。室内でも充分生育するが、カイガラムシ、ナメクジに注意する。他にシマオオタニワタリがある。[誠文堂新光社発行「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

チャセンシダ科 Aspleniaceae :世界に広く分布しており、特に熱帯に多く10属約700種がある。そのうちほとんどがチャセンシダ属に含まれる。地上に生育するが、樹木や岩に着生するものもある。根茎は塊状で立ち上がったり、匍匐する。葉脈に沿って細長い包膜のある胞子嚢群をもち、胞子は豆形で周皮がある。約9属を含むが、チャセンシダ属以外は1ないし数種を含む小さな属である。

チャセンシダ(アスプレニウム)属 Asplenium :熱帯を中心に約700種が全世界に分布する。葉は単葉から数回羽状複葉まであり、小、中型種が多い。常緑性で、地生から樹上や岩石上に着生する。葉の美しい種類が観葉植物として鉢物に利用される。

オオタニワタリ(大谷渡) チャセンシダ科 チャセンシダ(アスプレニウム)属 Asplenium antiguum

伊豆諸島、紀伊半島以南の暖地、琉球列島、台湾に分布し、主に山地の樹木や岩の上に着生して生育する。常緑性で、根茎は塊状になり、葉は単葉で短い葉柄をつけ放射状に広がる。ソーラス(胞子嚢群)は葉の下面の葉脈につき、多くは1つ置きの脈につき、葉の幅の3分の2~4分の3以上にわたってつく。また、中肋の表面の基部4分の1~3分の1が黒紫色で、上部は緑色となる。自生地付近でまれに栽培される。変種のニドゥス・プリカツムvar.plicatumは、葉は線状披針形で硬質となり、全面が大きく波打っている。あまり数多くは見られない。1970年代にハワイから導入された。栽培:繁殖は胞子または株分け。

シマオオタニワタリ(島大谷渡) / ニドゥス ’アビス’  チャセンシダ科 オオタニワタリ属 A.nidus cv.Avis

アジアから太平洋諸島かけて分布する。日本では、種子島以南の琉球列島と小笠原に原生するシマオオタニワタリ(ニドゥス)A.nidusの園芸品種。シマオオタニワタリの葉は単葉全縁で、ソーラス(胞子嚢群)は脈に沿って密に平行して並び、葉幅の2分の1以内につく。また、主脈の2分の1まで黒紫色になる。

園芸品種の’アビス’A.nidus cv.Avisは葉は立ち性で葉幅は中部以上が幅広くなり、ソーラスは下面の上部につく。やや立ち葉のため、草姿がよく鉢物として多く栽培される。変異が多く、また、基本種と同種とする説もある。シマオオタニワタリも大型の鉢物として栽培される。栽培:粗く通気性の良い有機質に富んだ壌土を用い、適度に灌水して過湿にはしない。強光は避け、越冬は5℃以上とする。繁殖は胞子、株分け。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33577901&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:オオタニワタリ/アスプレニウム]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%AA%A5%AA%A5%BF%A5%CB%A5%EF%A5%BF%A5%EA [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのオオタニワタリ’アビス’]

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/haku/osusume/158ootaniwatari.htm [三重県立博物館/オオタニワタリ]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-shimaohtaniwatari_large.html [シマオオタニワタリ(島大谷渡)]

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/haku/osusume/158ootaniwatari.htm [花の詩ずかん:シマオオタニワタリ]

http://yasashi.info/a_00023g.htm [アスプレニウム(アビスとマザーファン)の育て方:ヤサシイエンゲイ]