東京から山形新幹線で3時間。かみのやま温泉駅から無料シャットルバスで40分。山形蔵王は良い温泉があります。宮城蔵王のほうが東京からははるかに近いですが、山形側は人里はなれた深山の趣きがあります。積雪量も多く夏は短い。日中で20℃を下回るぐらいでした。
宿泊先のナリサワペンションは天然酵母パンを焼いて朝食に出してくれます。坊平高原のペンション村のすぐ脇に、全長4km~2kmの5m~10m幅の芝生の良く手入れされたクロスカントリーコースがあり、JOC認定・陸上競技強化センターになっています。蔵王最高峰の熊野岳1841mへは登り2時間で、下りで1時間30分あまりと登山道を早歩きで往復できました。この日はガスがでていたので楽しみにしていた尾根走りは中止。刈田岳を中心に南北に10kmづつ走れそうです。アップダウンが800mぐらいあるのでハードだと思います。
蔵王温泉は坊平から20分強。源七温泉は湯の花が浮かぶ本格的なかけ流し温泉だ、で450円。いくつか新しい日帰り温泉が蔵王温泉にできていますが、私は源七露天風呂温泉をお勧めします。東京から距離があるので連休だというのに空いていた。
登山道は関東のそれとは違い、土砂崩れで道がなくなっていたり、人数まばらです。道の真ん中にキノコ(しめじ?)がはえていた。坊平から熊野岳へは中丸山を経由して早足で2時間。最初は登りが急ですが、中丸を過ぎてからは傾斜が緩やかになった。蔵王の稜線付近は樹木が生えていないので吹きさらしで寒い。岩についた足跡とガスに霞むポールを目印に進むと、熊野岳の非難小屋がある。
コマクサ平らと地名があったので夏にはコマクサがあったのだろう。この花はまだつぼみでこれから。
下山は途中から道を見失ったが、スキー場を強引に降りてきた。傾斜が急であったけど、藪こぎやススキ原を手で払いながら道の無いところを、だいぶ近道して降りてきました。
熊野岳往復が12kmぐらいなので、コレじゃ練習にならないのでクロスカントリーコースをもう一周。ついでにトラックまで足をのばし、やっていたサッカー試合を見物。蔵王坊平アスリートヴィレッジの立派な施設は、こんな山の上に、もったいない気がします。ナイキのSDMで4.5km。