音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ショパン《練習曲“革命”》と「シュトゥットガルトの手記」

2007年01月09日 | ショパン Frederic Chopin
ショパン《練習曲op.10-12“革命”》 ピアノ独奏曲の中の超有名曲のひとつと言って 間違いはないでしょう。 子供の頃から私の憧れた曲でもあり、 情熱的で身を焦がれんばかりのこの音楽を、 それはそれは長い年月弾いてきました。 そして、 しばらく以前から、この《革命》とショパン自身の書き残した 「シュトゥットガルトにおける手記」が、 文章の内容的にも、音楽的にも、重な . . . 本文を読む
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◆死後の世界を描いた音楽

2006年11月10日 | ショパン Frederic Chopin
ショパン《幻想ポロネーズop.61》を弾いていて思いました。 以前にも書いたことがあります、この後期のショパンの作品に ベートーヴェンの後期の作品群とそのアイディアが垣間見れることは、 以前から考えていたことでした。それが、さらに一歩、 具体的に目の前に迫ったような感があるのでした。 ショパン、晩年の作《幻想ポロネーズ》に ベートーヴェン、最後のピアノソナタ《32番op.111》II楽章“A . . . 本文を読む
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◆ショパンの和声 《マズルカop.17-4》

2006年11月09日 | ショパン Frederic Chopin
ショパンの音楽について、 その当時、彼が名を成し始めたばかりのころ、彼の音楽が 「斬新な、これまでにない和声法に基づき、 賛否両論が展開された」そうです。 ところが、この「斬新で、これまでにない和声法」?? 自分にとって、これがいまいち納得できなかった・・・のです。 なぜなら、 ショパンの音楽、彼が幼少のころから触れてきたという J.S.バッハ、モーツァルトなどの実に自然な 「S-D- . . . 本文を読む
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◆演奏不可能なクレッシェンドは、ソウル(魂)で!?

2006年11月02日 | ショパン Frederic Chopin
楽譜とにらめっこをしていて、演奏不可能な指示に出会う・・・ そういうことがありませんか? 例えば、 ピアノという楽器の特性上、一度出してしまった音を 再び音量を増してクレッシェンドさせることは不可能です。 ところが、 ピアノの作品において、例えば、長い音符上に クレッシェンドの指示があることが、あるんです。 しかも、れっきとしたピアノストでもある作曲家の作品において。 ぶっちゃけて言ってしま . . . 本文を読む
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◆ショパンの影響、ラヴェルへと受け継がれる!?

2006年10月31日 | ショパン Frederic Chopin
またもや引き続き、作曲家同士の比較、影響関係を見てみようかと思います。 ◇◆◇◆ ショパンの《ノクターン(夜想曲)》、 彼独特のこの世のものとは思えないような美しい音楽で、 18曲(遺作を含めるともう少々)ある立派なジャンルと成ります。 このジャンルにおけるショパンの後期の作として、最後の2曲 《ノクターンop.62-1 H-Dur》と《ノクターンop.62-2 E-Dur》が 挙げられ . . . 本文を読む
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◆ショパン《幻想ポロネーズ》に後期ベートーヴェンの影

2006年10月16日 | ショパン Frederic Chopin
最近はあんなこんなで、 リストの《ソナタh-moll》の思わぬ影響から ショパンの《幻想ポロネーズ》の方にも目が向くこととなり、 すっかりこちらの曲にも熱が入ってしまったのですが、 今日の発見、 いや以前から、この後期ショパンの音楽に 「ベートーヴェンの影響」を色濃く見ることができるなぁと 考えてはいたのですが、 やはり、その考えは間違ってはいなかったかと 今日は確信するにいたったのでした。 . . . 本文を読む
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