音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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■「天来の妙想」ベートーヴェン《ヴァイオリン協奏曲》 ~ 吉田秀和著『現代の演奏』より抜粋

2011年08月14日 | 吉田秀和
有名なベートーヴェンの《ヴァイオリン協奏曲》の、 あの冒頭のティンパニの開始について、 見事に・美しくまとめられた文章を ご紹介させて下さい。 吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。 この曲の冒頭にあるティンパニのソロは、 本当に天来の妙想とよぶ他ない見事な開始である。 実演できけば . . . 本文を読む
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◆高い精神性:「トリル」「前打音」の弾き方は ~ 8月13日(土)のつぶやき

2011年08月14日 | ◆一言◆
15:41 from Keitai Web クラシック音楽において、「トリル(旋音)」を上から弾くか、下から弾くか、「前打音」を、拍の前に出すか、拍の上で出すかは、どちらが正しい、と断定せず、その場その場で、どちらが良さそうか(あるいはその中間がよいか!?)一所懸命に考え・感じる精神的能動性が必要なのかもしれません 15:45 from Keitai Web より良い・正しい音楽性を求めようと . . . 本文を読む
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◆「ゆっくり練習」と「脳の処理速度」 ~ 8月11日(木)のつぶやき

2011年08月12日 | ◆一言◆
11:36 from Keitai Web ゆっくり練習する意味は、その部分を奏者の脳が処理できる速さまで落として、着実に把握するためのもの 11:37 from Keitai Web ゆえに、たとえちょっとゆっくりにしたところで、まだ脳の処理が追い付かないようだったら、その「ゆっくり練習」は意味がないということに・・・ 11:38 from Keitai Web 自分の脳が、その物事を把握 . . . 本文を読む
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■「演奏をきく」とは ~ 吉田秀和著『現代の演奏』より抜粋

2011年08月09日 | 吉田秀和
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私たちが演奏をきいて、 楽しんだり、非難したり、夢中になったり、退屈したりする、 その心の働きというものには、 私のを含めて、たいていの音楽批評に書かれているような域を はるかに脱した、実に隠微で細やかなものが底流しているものなのだ。 底流という言葉をつかったのは、それが多くの場合、 私た . . . 本文を読む
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■「和声」と「終止(カデンツ)」で、きき手に、わかったという感じを ~ E.フィッシャーの言葉

2011年08月09日 | 吉田秀和
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 和声の転換、終止の感じなどは、 (楽曲の)構造を明らかにする手段である。 曲の構成の秘奥は、そういう手段からできており、 それをまた、ダイナミックのさまざまなとり方が助けることになる。 こういうことが、曲全体の展望をうるか否かをきめる。 ちょうど絵の全体をみようと思えば、 画面からさがってみなければならないようなもので、 最も小さい終止形 . . . 本文を読む
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◆「いくら練習しても弾けない~!!」と思う所を ~ 8月8日(月)のつぶやき

2011年08月09日 | ◆一言◆
16:06 from Keitai Web 「いくら練習しても弾けない~!!」と思う所、ちょっと落ち着いて、冷静に、「指使い」を確認し、音型(ポジション)がどうなっているかを確かめ、理解すると、あら不思議!?けっこう弾けちゃったり!?することがあるかもしれません。是非お試しあれ!? by pianistGS on Twitter . . . 本文を読む
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◆8月10日(水) 【クラシック音楽道場】~テーマ「ピアノのレパートリー一覧」

2011年08月07日 | ◆一言◆
◆クラシック音楽道場◆ ~ 音楽家・ピアニスト 瀬川玄 主催 ~ 夏休み真っ最中!? 8月10日のクラシック音楽道場では、 テーマを「ピアノのレパートリー一覧」として ご来場の皆様とご一緒に、知恵と記憶を絞りながら!? クラシック音楽におけるピアノ曲のレパートリーを 手広く、取り上げまとめてみようと、試みたく思います。 とりあえずは、まずは敢えて本などを使わず、 皆様と出し合うピアノのレパ . . . 本文を読む
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■モーツァルトは本当に痛切な音楽を書いた ~ 吉田秀和著『現代の演奏』より抜粋

2011年08月04日 | 吉田秀和
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そういう時、私には、モーツァルトでさえ、 すでに、あまりに近代で、精緻でありすぎて、当惑する。 H.ゲオン=小林秀雄流に、 〈走る悲しみ〉をそこにきくから、 といってもよい。 モーツァルトは、 本当に、 痛切な音楽を書いた。 悲しみといっても、 それは主観的な心の状態を越えた、 もっ . . . 本文を読む
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■聴き手に「よくわかる」ように演奏するコツ ~ 吉田秀和著『現代の演奏』より抜粋

2011年08月01日 | 吉田秀和
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 音楽作品の全体をきく、あるいは、きき終わったあとで、 よくわかったという印象を残すに当たっては、 各音楽家それぞれにそれぞれの流儀があり、 決して一律ではないが、しかしまた、 その底には、変らない、ひとつの手段があるのである。 それは、 いまふれた楽句の区切りの終止のつけ方、 大きくはよ . . . 本文を読む
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