有名なベートーヴェンの《ヴァイオリン協奏曲》の、
あの冒頭のティンパニの開始について、
見事に・美しくまとめられた文章を
ご紹介させて下さい。
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋
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ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
この曲の冒頭にあるティンパニのソロは、
本当に天来の妙想とよぶ他ない見事な開始である。
実演できけば . . . 本文を読む
15:41 from Keitai Web
クラシック音楽において、「トリル(旋音)」を上から弾くか、下から弾くか、「前打音」を、拍の前に出すか、拍の上で出すかは、どちらが正しい、と断定せず、その場その場で、どちらが良さそうか(あるいはその中間がよいか!?)一所懸命に考え・感じる精神的能動性が必要なのかもしれません
15:45 from Keitai Web
より良い・正しい音楽性を求めようと . . . 本文を読む
11:36 from Keitai Web
ゆっくり練習する意味は、その部分を奏者の脳が処理できる速さまで落として、着実に把握するためのもの
11:37 from Keitai Web
ゆえに、たとえちょっとゆっくりにしたところで、まだ脳の処理が追い付かないようだったら、その「ゆっくり練習」は意味がないということに・・・
11:38 from Keitai Web
自分の脳が、その物事を把握 . . . 本文を読む
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋
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私たちが演奏をきいて、
楽しんだり、非難したり、夢中になったり、退屈したりする、
その心の働きというものには、
私のを含めて、たいていの音楽批評に書かれているような域を
はるかに脱した、実に隠微で細やかなものが底流しているものなのだ。
底流という言葉をつかったのは、それが多くの場合、
私た . . . 本文を読む
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和声の転換、終止の感じなどは、
(楽曲の)構造を明らかにする手段である。
曲の構成の秘奥は、そういう手段からできており、
それをまた、ダイナミックのさまざまなとり方が助けることになる。
こういうことが、曲全体の展望をうるか否かをきめる。
ちょうど絵の全体をみようと思えば、
画面からさがってみなければならないようなもので、
最も小さい終止形 . . . 本文を読む
16:06 from Keitai Web
「いくら練習しても弾けない~!!」と思う所、ちょっと落ち着いて、冷静に、「指使い」を確認し、音型(ポジション)がどうなっているかを確かめ、理解すると、あら不思議!?けっこう弾けちゃったり!?することがあるかもしれません。是非お試しあれ!?
by pianistGS on Twitter . . . 本文を読む
◆クラシック音楽道場◆
~ 音楽家・ピアニスト 瀬川玄 主催 ~
夏休み真っ最中!?
8月10日のクラシック音楽道場では、
テーマを「ピアノのレパートリー一覧」として
ご来場の皆様とご一緒に、知恵と記憶を絞りながら!?
クラシック音楽におけるピアノ曲のレパートリーを
手広く、取り上げまとめてみようと、試みたく思います。
とりあえずは、まずは敢えて本などを使わず、
皆様と出し合うピアノのレパ . . . 本文を読む
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋
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そういう時、私には、モーツァルトでさえ、
すでに、あまりに近代で、精緻でありすぎて、当惑する。
H.ゲオン=小林秀雄流に、
〈走る悲しみ〉をそこにきくから、
といってもよい。
モーツァルトは、
本当に、
痛切な音楽を書いた。
悲しみといっても、
それは主観的な心の状態を越えた、
もっ . . . 本文を読む
吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋
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音楽作品の全体をきく、あるいは、きき終わったあとで、
よくわかったという印象を残すに当たっては、
各音楽家それぞれにそれぞれの流儀があり、
決して一律ではないが、しかしまた、
その底には、変らない、ひとつの手段があるのである。
それは、
いまふれた楽句の区切りの終止のつけ方、
大きくはよ . . . 本文を読む