こういうものだと思って当たり前に食べていたものを、改めてじっくり味わって食べてみると、果たしてこの味が本当に美味いのだろうかと疑問に思う瞬間が訪れることがある。それが昨日食べた「サラダニソワーズ」。ニース風サラダのことだが、材料は、ツナ、アンチョビ、ゆで卵、ポテト、オリーブ、後はレタス、トマト、インゲンなどの野菜でそれをヴィネグレットソースで食べるという、豪華な野菜サラダといったところだ。カフェ、ビストロの定番メニューでもある。最近は、同じところでしか(クリヨードヴァン)食べてなかったので、今回のようなことが起こったのかとも思うが、やはり、相対化するためにもたまには他のところでも食べないと駄目なのだろうか。
その、今回大して美味しくないと思った理由は、それぞれの材料のバランスとか(じゃがいも、ツナ(質も)、アンチョビ、ゆで卵の割合など)いろいろ考えられるが、反面、ひょっとしたらどこで食べてもこんなものかという可能性も捨てきれない。となると、そもそもサラダニソワーズが好みではないということになる。いやでも、今回のものは、オイルがサラダオイルでしかも油臭かった、これが美味くないと思った一番の理由という気もする。単に好みではないのか、或いは本来はもっと美味いものなのか、一体真相はどこに?