取りに取ったりポルトガル、それにしても7点とは。もう以前のような大量得点はWCの舞台では起こりえない、などという記事を見たばかりだった。キムジョンイルの粛清がなければいいが。ただ、正直なところ、どうしても北朝鮮を応援する気にはならない。政治とスポーツは関係ない、というのは表向きで、現実的には大いに関係ある。感情面がその磁場に影響されるのは、もう致し方ないのである。しかも、国対国という図式の中では。
そこで日本だが、何だか相撲界が揺れている。しかし、野球賭博と暴力団、その闇の関係が、などと今更騒がれてもなあというのが正直なところ。元々というか、体質的に暴力団と相撲界はズブズブの関係なのだから当たり前という気がするが、どうも世間的には大きな問題であるようだ。興業の世界の成り立ちを考えてみれば分かりそうなものなのだ。表裏一体のようなものだろう。国技として品位が問われる、という批判が常に付いて回るが、そもそも相撲が国技であるなどという客観的事実はなく、単に多くの人がそう思ってるだけの話で、もし本当に国技であるなら、即刻協会をそう取替えして刷新すればいいだけの話である。特別な存在であるかのような見方が、相撲を特権化してしまったのだが、興業の一出し物と思ってみてればこんなことも当たり前の話となり、問題化することもない。大衆演劇と思えばいいのである。