ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

無用扉

2010年06月28日 | トマソン


アルゼンチンの一点目は明らかにオフサイドだし、イギリスの幻の二点目は入ってるしと、今回は(もか?)明らかな誤審が多い。それにしても、マラドーナのオヤジはノリノリである。そう言えばゲロゲロ少年Yの戦前優勝予想はアルゼンチンであった。ドイツにあっけなく負けるんじゃないだろうか、というのは私の予想(性懲りも無くまた予想しました)。

今日の写真、実は家の近くにあり、もう何十回と見ていたはずなのに今まで気がつかなかった。建物は大分古く相当きているが、結構味のある相貌をしていて、ちょっと東京の下町風情をこの建物だけが醸している。で、何が気がつかなかったというと、右の入口だ。てっきり普通の入り口だと思っていたが、よく見ると塞がれているのだ。つまり、「無用扉」であったのだ。両側にほぼシンメトリーに配置されていて全体のバランスが良いので、じっくり見ることがなく気がつかなかったのだ。それが今回、この味のある建物を撮ろうとして初めて気が付いたのだ。まさかこれがそうだったとは、灯台もと暗しとは正にこのことだ。

見ても分かるように、ここは以前店舗だったところ(美容院だったような)。右はその時のプライベート用の入り口で、左は店舗用。店をやめたとき、「こっちの方が使いやすいぞ」「じゃあ右は塞ぎ物を置くスペースにしましょう」という会話がかわされ、結果こうなったのではないかと推察される。勝手口とすればいいと思うが、小さな建物なので必要ないということなのであろう。
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