ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ゲーム脳

2011年11月07日 | Weblog

 

横浜ベイスターズを買ったのがモバゲーの会社と言うことで、長年のファンをやめると宣言した漫画家がいた。その理由は、その会社が携帯用ゲームと言う、本人(漫画家)からしたら全く世の中にとっていらないものを作ってる会社だから。携帯用ゲームは、害はあっても世の中のためにはならないという論理なのだが、心情的には賛同できる。が、その論理は下手をすると野球そのものにも向けられかねないし、自分自身の仕事にも向けられる恐れがある。個人的には、野球なんてなくても全く困らないしむしろ清々すると思っている。と、このように個人の価値観は様々であるが、結局、単なる娯楽でも、それを支持している人間が多ければ、個人の価値観などに関係なく社会の中ではそれなりの位置を占めてしまうのが市場経済の現実である。確かに、何が面白いのか全く理解できないゲームだが、それだったらもっと昔からあるパチンコの方がもっと害があると言えるし、更にギャンブルにしても。同時に、人間と言うのは害があるものほど面白く感じる(刺激が増す)と言う傾向があるからこうなってしまうのだ。原則、娯楽を求める個人の自由は制限できないのだ、法に触れない限りは。これが民主主義の世の中と言うものである。

と、何だが尤もらしく纏めてしまったが、それにしても携帯用ゲームにしろパソコン上のゲームにしろ、好きな人間は多い。つい、ゲームばっかりやってると馬鹿になる、と思ってしまうが、実際脳にどんな影響があるのかは知りたいところである。一時、「ゲーム脳」というのがあったが、あれは「マイナスイオン」(これは似非科学)と同じく実証できなかったらしく、今では誰も言わない。ただ、勉強せずにゲームばっかりやっている高校生などをを見ていると、どう考えても頭が良くなることはないだろうとは思う。

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