医療の進歩により小児期に発症する神経疾患患者さんの多くが,思春期・成人期を迎えられるようになりました.しかしこれらの患者さんを専門に診る体制が整っておらず,小児科医が引き続きフォローするのが一般的でした.成人診療科に転科しても適切に対応できないのです.その原因のひとつとして,現在の専門医制度では脳神経内科医が内科以外の専門的トレーニングを積むことが困難で,小児の診察に不慣れで,小児神経疾患の知識も乏しいことが挙げられます.患者さんのことを考えれば,小児科から成人診療科にシームレスに繋げていくことが理想です.両者を繋ぐ架け橋となる新しい医療の形を「移行医療(トランジション)」と呼びます.
日本神経学会小児成人移行医療対策特別委員会(望月秀樹委員長)は,本学会でシンポジウムを開催し,移行医療に先駆的に取り組んでこられた先生がたからその体験や課題を学びました.図は望月葉子委員らが中心となり,委員会で作成したパンフレットです.また現状を把握するためのウェブアンケートを実施中です.課題や地域差なども明らかになります.学会員限定ですが,ぜひご協力いただければ幸いです.どうぞ宜しくお願い申し上げます.
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日本神経学会小児成人移行医療対策特別委員会(望月秀樹委員長)は,本学会でシンポジウムを開催し,移行医療に先駆的に取り組んでこられた先生がたからその体験や課題を学びました.図は望月葉子委員らが中心となり,委員会で作成したパンフレットです.また現状を把握するためのウェブアンケートを実施中です.課題や地域差なども明らかになります.学会員限定ですが,ぜひご協力いただければ幸いです.どうぞ宜しくお願い申し上げます.
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