Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

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自己免疫性脳炎・関連疾患ハンドブック先行販売です!@第120回日本内科学会総会

2023年04月15日 | 自己免疫性脳炎
昨日から開催されている第120回日本内科学会総会の書籍販売コーナーでご覧いただけます(図左).368ページ,ずっしり重いです.高級紙のせいもありますが,自己免疫性脳炎の領域の近年の進歩が顕著で(図右上),これほどの情報量があるということかと思います.重い本が気になる方は電子版もあります.来週以降発売予定です(isho.jpとm2plusで発売).

【本書をお勧めする理由】
1.複雑な自己免疫性脳炎の診断・検査・治療の進め方がわかります.とくにどのようなときに,どの抗体を,どこに依頼するかがわかります.
2.第4章の「自己抗体一覧」は特に便利です(図右下).最新45種類の自己抗体を岐阜大学チーム5人(下畑,木村,吉倉,竹腰,大野)でまとめました.簡単に情報を確認することができます.
3.抗体等により分類した代表的な13疾患(自己免疫性辺縁系脳炎,NMDAR,AQP4,MOG,LGI1,Caspr2,GFAP,IgLON5,DPPX,GlyR,Sez6l2,KLHL11など)の最新情報を得ることができる.
4.認知症,精神病,てんかん,小脳失調症,運動異常症,睡眠異常症,自律神経節障害,小児疾患のなかに紛れている自己免疫性脳炎をどのように見出したら良いかが分かります.

本邦初の自己免疫性脳炎のハンドブックです.脳神経内科医のみならず,内科医,精神科医,総合診療医,小児科医等,多くの先生のお役に立つのではないかと思います.ぜひ手にとっていただければと思います.


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