先日,パンデミック禍のバーンアウト研究をご紹介して「有意義と考えられる仕事にとりくむ大切さ」について書きました.ただこれ以外にも対策はたくさんあり,とくに仕事の負荷軽減は大切です.医師の場合,書類作業や電子カルテ業務がよく議論されますが,あまり取り上げられないものとして電子メールがあります.大量の電子メール,スパム,売り込み,怪しげな雑誌や学会への寄稿や招待の依頼等々・・・自分の場合,これで疲弊します.いろいろ工夫してきましたが,フロリダ大学のMelissa Armstrong先生の「臨床現場におけるストレスと生産性をターゲットにしたメール戦略の改善」という論文(!)は大変,参考になりました(お目にかかったことがありますが,CBDのArmstrong基準を作られた脳神経内科医です).
大きく5つの工夫を紹介されています.メールチェックを制限すること(メールで仕事を中断せず,まとめて空き時間にチェック.夜はやめてリラックス),受信箱の機能をうまく使い管理すること,送信の際に受信者数の最小化を考えること(CCや全員返信を減らす!), メールのコンテンツ(中身)をコンパクトにし,分かりやすくすることです.ポイントを表にしましたのでご覧ください.
Armstrong MJ. Improving email strategies to target stress and productivity in clinical practice. Neurol Clin Pract. 2017 Dec;7(6):512-517.(doi.org/10.1212/CPJ.0000000000000395)
大きく5つの工夫を紹介されています.メールチェックを制限すること(メールで仕事を中断せず,まとめて空き時間にチェック.夜はやめてリラックス),受信箱の機能をうまく使い管理すること,送信の際に受信者数の最小化を考えること(CCや全員返信を減らす!), メールのコンテンツ(中身)をコンパクトにし,分かりやすくすることです.ポイントを表にしましたのでご覧ください.
Armstrong MJ. Improving email strategies to target stress and productivity in clinical practice. Neurol Clin Pract. 2017 Dec;7(6):512-517.(doi.org/10.1212/CPJ.0000000000000395)