アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

パーソナル・レッスン ― ヨシエさんの時間その3…♪

2021-07-13 09:36:26 | Weblog
昨日の13:30~はヨシエさんのパーソナル・レッスン
開始の前に少しお喋りを楽しんだりもしてね。
鏡に対して平行にバーをセットしたらその日にやること、定番のプリエとルルヴェ&エルヴェは毎回のお決まりで、そのあと初めて練習するパの名前を発表?します
昨日はグリッサード・ドゥシュの練習をしました。
基本の≪基≫をじっくり、しっかり。
右脚前5番ドゥミ・プリエ→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右爪先を右方向に押し出しながら右足に重心移動→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→左脚をカカトから5番の前側に引き付ける⇒左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→左爪先を左方向に押し出しながら左足に重心移動→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右脚をカカトから5番の前側に引き付ける⇒…………
と、こんな風に動きを分解してゆ~~~っくり練習。
コツは
最初に5番ドゥミ・プリエしたときの頭の高さを最後まで変えないこと
ア・ラ・スゴンドにポワン・タンジュした爪先をその先に押し出すようにしながら“瞬間移動”
ポワン・タンジュになったもう一方の脚を針のように伸ばす
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの脚は、膝・足の甲を天井向きに
こんな風に脚の使い方や重心移動などを細かくちょっと口うるさいくらいに注意しながら練習するのはなぜかというとね、グリッサードというのは一見シンプルで簡単な動きなんだけど、それだけにイケナイ癖が付きやすいの。
グリッサードは滑るという言葉が表すように、軽く宙に浮いて滑るように移動する動き。
この宙に浮くというのは、重心移動の際に両脚とも爪先まで伸ばし切った状態が一瞬見えること。
それをするためにはきちんと脚を使うこと、重心を移し切ることを身につける必要があるの。
そうでないと、片方の脚からもう一方の脚にペッコン とかポットン と飛び移るだけで全っ然滑ってない、おまけに飛び移ったあとのア・ラ・スゴンドの脚は力が抜けてプランプランなんてことになる
一旦ついてしまったこんなイケナイ癖はなかなか治らない
だからそんなことにならないように、初めに基本の≪基≫を丁寧に練習してるわけです。
グリッサードっていろんなアンシェヌマンで使うから、正しい動き方を身につけておかないとね。
はい、それじゃぁ音楽に合わせてやってみましょう
右脚前5番から
ドゥミ・プリエ→2 →3 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 →5 右足に重心移動→6 左脚を5番の前側に引きつける→8 →…………
おぉ、いいねぇ。
相変わらずお膝がきちんと伸びているし、重心移動したあとのプリエもターン・アウトが守れてる
右→左→と交互に続けたり少しテンポをあげたり。
「ちょっとだけシンプルなアンシェヌマンにしてみようか
「すみません、もういっぱいいっぱいです
はぁい。
でも初めてでこれだけ出来るなら、次はセンターでシンプルなアンシェヌマンにしても大丈夫だと思うわよ、ヨシエさん

筋力、維持してます…♪

2021-07-12 10:31:10 | Weblog
どのチャンネルだったか覚えてませんけど、最近流行り?話題になっている?エクササイズを紹介していました。
仰向けに寝た体勢から両手を頭の後ろに添えてゆっくり上体を起こし、ゆっくり元の体勢に戻る、というシットアップの動きを見せたあと、
さぁここで問題です、筋トレ効果が高いのは
起こすとき
下ろすとき
どちらでしょうか?

ってやってました。
そぉら、下ろすときっしょ
ってとっさに思ったんだけど、ま、 下ろすとき、が正解。
で、今流行っているらしいのがその“下ろす”エクササイズでシェイプアップに効果大なんですって。
仰向けに寝て両脚を上げ、そこからゆ~~~っくり30秒かけて下ろしていく、とか。
四つん這いからゆ~~~っくり上体をおろして(腕立て伏せに近い)いく、とか。
正座のように座ってゆ~~~っくり前屈していく、とか。
インストラクターの方の指示を受けながら、出演しているタレントさんたちが挑戦するんですけど…。
まぁ、もちろん演出って要素が大きいとは思いますが、皆さんヒイヒイ言ってて、中には半泣きなの ってくらい大げさに辛さを訴える人もいるし、ろくに動けてない人もいて…
あぁら、どんだけキツイんだ
って興味が湧いたのでやってみました。
仰向けに寝てお尻の下に両手を敷いて直角に脚を上げる→呼吸に気を付けながら30秒かけてゆっくり脚を下ろして…。
あ、あれ…、キツくもなんともないけど…
あ、まぁ1回じゃね、何回かやらないと…、いや、タレントさんたち1回しかやらなかったよな、それでキイキイいってたよね…、あれ…
で、結局5回くらいやったわけです
それでキツいって感じないってことはそれなりの筋力が維持出来てるってことよね

古の楽器、その音色…♪

2021-07-10 09:17:18 | Weblog
昨夜のNHK Eテレは今では失われてしまった古代の楽器を復元し、演奏するという内容でした。
古楽器というと雅楽で使われている楽器を連想してしまいますが、それよりもさらに古い時代の物があるんですね。
番組冒頭では箜篌(クゴ)という23弦の竪琴型の楽器の演奏が紹介されました。
古代のハープといえるもので中近東の発祥と考えられているそうです。
国立劇場が携わっている正倉院御物復元プロジェクトによって蘇った楽器とのこと。
演奏されたのは『急胡相聞』という楽曲で、敦煌莫高窟に残っていた楽譜に基づいたもので、現代中国ではその楽譜を解読することが出来ず、日本において雅楽等の資料を基に解読したんですって。
なんとも優しい音色です、響きはあるんだけど過剰な残響を纏うわけでなく、キレもあるのに固くなく、心地よくてずっと聞いていられるなって感じの音でした。
その次は雅楽演奏集団伶楽舎による合奏です。
拝簫(ハイショウ):吹奏楽器で、細竹を並べたものに息を吹き込んで音を出す、リードのないハーモニカのようなものかな。
楷鼓(カイコ):指先で擦ったり打ったりして音をだす大きな鼓のような形。
磁鼓(ジコ):大~きな鼓のような楽器で撥で打って音を出す。
方響(ホウキョウ):金属の板を縦に並べて吊るした鉄琴のような楽器。NHKのど自慢の合格の鐘を小型にしたような形。
四弦の琵琶、五弦の琵琶、筝。
阮咸(ゲンカン):琵琶のような弦楽器で形は丸い。
簫、横笛。
といった編成、もちろん箜篌も。
演奏された楽曲は『鳥獣戯画』で、それぞれの楽器が得描かれた場面を生き生きと表現していました。
なんというのかなぁ、西洋音楽のように小節とか拍子とかがはっきりしているわけではないんだけど、しっくりと違和感なく身体に音楽が入ってくるような気がしました。
そして現代の三味線の元になっているという柳川三味線(=京三味線)、400年前の形を今に伝えているそうです。
この柳川三味線は中棹の三味線に近いような音色でした。
最後が地唄とジャズピアノのセッション。
これがね、ピアノと中棹の三味線が合うんですよ
やっぱりね、邦楽でバレエを振り付けてみたいって思いますよ
ことに怜楽舎の音楽は、弦楽器5種に打楽器3種、木管楽器3種で立派な室内楽オーケストラのようなものじゃない
もとより雅楽そのものが立派な室内楽
怜楽舎の演奏会があれば聞きにいってみたいな

オンライン・レッスン ― リナの時間その21…♪

2021-07-09 09:19:11 | Weblog
昨日のリナの時間は15:00~でした。
リナからは髪の色を暗くしました&来週は最後の実習です、私からはバレエシューズを新調しました、なんてお互いにちょっとした近況報告もいつもの通りです。
プリエでバー・レッスン開始。
昨日はいつものようにバットマン・デガージェをしたあと、バットマン・クロシュをやりました。
1番ポジシオンから
デガージェ・ドゥヴァン→2 →3 1番→4 →5 デガージェ・デリエール→6 →7 1番→8 →…………と8×4
デガージェ・ドゥヴァン→2 1番→3 デガージェ・デリエール→4 1番→5 ドゥヴァン→6 11番→7 デリエール→8 1番→…………と8×2
ドゥヴァン→2デリエール →3 ドゥヴァン→4デリエール →…………と8×2

と4分の2拍子で32小節。
いきますよ

おぉぉ…
リナ 、いいねぇ、ダブル・テンポになっても脚の動きにトルソーがつられてないよ
デリエールも蹴らずに伸ばし切れてるしね、 です。
バー・レッスンの終盤、スートゥーニュ・アン・トゥールナンの練習を。
キッズ~ジュニアの頃にやったことはあると思うけど、ま、思い出しも兼ねてね。
右脚前5番ドゥミ・プリエ→右脚プティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→右前5番ドゥミ・ポワント→左向に半回転→左前5番→ドゥミ・プリエ→左脚プティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→左前5番ドゥミ・ポワント→右方向に半回転→右前5番→ドゥミ・プリエ→右脚プティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→右後ろ5番ドゥミ・ポワント→右方向に半回転→右前5番→ドゥミ・プリエ→左脚ティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→左後ろ5番ドゥミ・ポワント→左方向に半回転→左前5番→…………
半回転しながら片方のアームスをアン・オーにして、回転終わりの5番ドゥミ・ポワントでポゼね。
ではどうぞ

うん、半回転はなぁんにも問題はないわね。
よし、じゃアン・トゥールナンにしましょ
右前5番ドゥミ・プリエ→右脚プティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→右脚前5番ドゥミ・ポワント→左方向に1回転→左前5番→ドゥミ・プリエ→右脚プティ・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ポワン・タンジュ→右脚後ろ5番ドゥミ・ポワント→右方向に1回転→右前5番→…………
とアン・ドゥダーンとアン・ドゥオールの繰り返しでね。
「…っと… …あれ…
あぁ、そこね、そうだね。
右側で説明するとね、
アン・ドゥダーンもアン・ドゥオールも、最初の半回転は左脚軸で、あとの半回転は右脚軸で回転
厳密にはそこまで大きな、分かりやすい重心移動はないけど、回転を進めるために微妙に変化するってこと。
ではどうぞ

おぉ、いいねぇ、回転がスムーズだ、いいですよぉ
「このパはね、スートゥーニュ・アン・トゥールナンっていうの。ほらポワント・レッスンでよくやる“ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→5番シュル・レ・ポワント”ってのがあるでしょ、あれがスートゥーニュ。そのスートゥーニュで1回転するから“アン・トゥールナン”、それに内回りか外回りかを指示する“アン・ドゥダーン”“アン・ドゥオール”が付くわけ、だから正確にはスートゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオール、とかね
「みゃははは…、ながぁ~い…
「うん、だから正確な言葉で指示するよりやって見せた方が早いって
「まはははは…
グラン・バットマンでバー・レッスン終了。
センター・レッスンはバットマン・タンジュのアンシェヌマンやスートゥーニュとピケ-アラベスクのシンプルなシンプルなアンシェヌマンなど。
「はい、ポール・ドゥ・ブラして終わりにしましょう
と言ったその口で
「ごめん、もう一つやっておくことがあった
なんて、相変わらず時間どおりには終わりませんでした


水曜日のアンシャンテ ― 新メンバーを迎えて…♪

2021-07-08 09:10:37 | Weblog
先週、先々週と6月の終盤に体験レッスンで2回参加して下さった方がいらして、このブログでも“体験さん”として登場してましたが、昨日つまり7月第1週からレギュラー・メンバーになってくださいました。
ご紹介します、コエミさんです、よろしくお願いします
バー・レッスンから。
プリエ、1番からバットマン・タンジュ、5番からバットマン・タンジュ、デガージェと進めてパール・テール。
その終盤。
ポワン・タンジュ・デリエールでカンブレ・アン・ナリエール→ルティレ→アティチュード・ドゥヴァンでポゼ
アティチュード・ドゥヴァンでポゼのときにアームスをアン・オーに
はい、どうぞ

おっと、コエミさん、アティチュード・ドゥヴァンのポジシオンを修正しよう。
まずカンブレ・アン・ナリエールのあとデリエールの脚をルティレに引き上げたとき、骨盤は真っ直ぐ正面を向いていて左右の腰骨の高さも平行になってるよね。
その骨盤の状態を変えずに膝下を前に指し伸ばしていく、そのとき爪先は身体の中心軸の延長線上から外れないようにね。
そして動作脚が前に伸びていくのに抵抗するように上体が後ろに逃げないように気を付けて。
“お腹でアティチュードの爪先を吊り上げる”とイメージするといいですよ。
「どぉ、お腹にしっかり力がはいっているのを感じない
「感じます…
うん、それが正しいポジシオンね
修正する前のコエミさんのポジシオニングだと、動作脚側の骨盤が持ち上がって前に出ていたから重心がズレていたのよ。
左側をやるときには手を添えてサポートしてあげたんだけど、キレイに決まりました
グラン・バットマンでバー・レッスン終了。
センター・レッスンでバットマン・タンジュのアンシェヌマン、その終盤。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの4回目を5番の前側に収めてドゥミ・プリエ→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右前5番ドゥミ・ポワント→右脚をア・ラ・スゴンドに開いて2番ドゥミ・ポワント→左脚を引き付けて左前5番ドゥミ・プリエ→エシャッペ→エシャッペ→左前5番ルルヴェ⇒…………
最後の5番ルルヴェのときにアームスをアン・オーにね。
ではどうぞ

おぉぉぉ、ヨシエさん、一昨日のパーソナル・レッスンでやったばかりなのにパ・ドゥ・ブーレ・ドゥス、よく出来たねぇ、よく覚えたねぇ
良いわよぉ、膝がきちんと伸びてるし、ルルヴェも高いし です。
あとはね、ふたりともちょっと気を付けて欲しいことがひとつ、それはね、
エシャッペは肩幅に
が目安。
基本の2番ポジシオンは両カカトの間を足 1つと半くらい離すっていうのが一般的でしょ。
その間隔でルルヴェすると両足の間がかなり開くわよね…、そのままポワントに上がったら、大変なことになるでしょ。
だからエシャッペはドゥミ・ポワントした爪先が肩幅、って覚えておいてね
さて、それではエシャッペのシンプルなシンプルなアンシェヌマンを練習してみましょうか

パーソナルレッスン ― ヨシエさんの時間2…♪

2021-07-06 09:54:13 | Weblog
まずは両手バーで1番から5番までのプリエを、それから前回練習したルルヴェとエルヴェ(=ロールアップ)の練習。
そして今回練習するのはパ・ドゥ・ブーレ。
パ・ドゥ・ブーレにはドゥスドゥシュの2つがあって、さらに片方の脚をク・ドゥ・ピエやルティレにピックアップするもの、ピックアップしないものとがあります。それを基本として方向転換をともなったり、前進や後退、ピルエットのプレパラシオンに移行するなど様々に発展するわけです。
ですから、パ・ドゥ・ブーレの基本の≪基≫を。
5番ポジシオンからポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド-プリエしてア・ラ・スゴンドした脚を引き戻す動き方が一般的ですが、ピケでしっかり立つこととそのための重心移動を大事にしたいので、私はア・ラ・スゴンドした脚でピケして5番に引き付ける動き方を優先しています。
では始めましょう
パ・ドゥ・ブーレ・ドゥス
右脚前5番
右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚プリエ
右脚にピケ、左後ろ5番ドゥミ・ポワント
右脚を横に開いて2番ドゥミ・ポワント
左脚前に引き付けて5番ドゥミ・プリエ
覚え方として≪ポワン・タンジュ→5番→2番→5番プリエ→≫というような、自分なりのリズムで考えるといいかも知れませんね。
では音楽に合わせて、ゆっくりやってみましょう
右脚前5番ドゥミ・プリエ→6 →7 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→8 →1 右脚にピケして左後ろ5番ドゥミ・ポワント→2 →3 右脚を右に開いて2番ドゥミ・ポワント→4 →5 左脚前に引き付けて5番ドゥミ・プリエ→6 →7 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→8 →…………
ピケして最初に引き付けるところは5番ポジシオンの後ろ側、プリエに収めるときには5番ポジシオンの前側ですよ。
あぁら、ヨシエさん、ホントに“イケナイ癖”が全然ないのねぇ
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドしたら、お膝が緩むことなくピケが出来てるし、ポワン・タンジュした脚のその先にきちんと重心移動が出来てる、とてもキレイですよぉ
ちょっとだけ簡単なアンシェヌマンにしてみようか
「そ、それは無理です
ん、わかった。
じゃぁちょっとだけテンポアップしてやってみましょう

おぉぉ、いいねぇ、よく出来たねぇ
今回練習したのはパ・ドゥ・ブーレ・ドゥス
迷いなくドゥスを動けるようになれば結果的にドゥシュも出来るようになりますよ
来週はね、グリッサードの練習をしましょうかね

ピンチヒッターで日曜日のアンシャンテ…♪

2021-07-05 09:28:00 | Weblog
昨日はアンシャンテ原宿≪ストレッチ&バレエ入門≫クラスで代講を務めてきました。
ストレッチは日ごろアンサンブル・ド・ミューズのクラスでやっているメニューを、初めてやる方には丁寧に説明しながら進めました。
アキレス腱からふくらはぎのストレッチ、
「これは何に効果があるんですか?」
うん、膝下で一番大きな筋肉群はふくらはぎなんだけど、ここにはポンプの役目もあってね、ポンプをきちんと働かせることで足先の方に体液(=血液とかリンパ液とか)が溜まらないように循環させるの、そうすることで浮腫みが出にくい身体にするの。
その他にも、最近は在宅率が高くなって、運動する量が大幅に減ってることも一因で“エコノミークラス症候群”になっちゃう人もいるんですってよ、なんてことも話しながらゆっくり進めていきました。
「あ~、普段あまり動かすことがない場所なのかなぁ、伸びて気持ちがいいです

うん、ギンギンガシガシやるのは良くないけど、“気持ちいい~”って感覚は大事よね。
アキレス腱からふくらはぎのストレッチ、ハムストリングや大腿四頭筋とお尻周り、股関節周りから腰回りのストレッチまで。
「ちょっと腹筋が弱いっていうか…
っていう参加者さんのために、いっちばんシンプルで実行しやすい腹筋のトレーニングもご紹介。
それからバー・レッスン。
両手バーでプリエ。
「あれ、柔らかくなってる、伸びが良いような気がします
おぉ、ゆったりストレッチした効果だわね
参加者さん、レッスンに積極的でバレエの動き方や身体の動きについていろいろ興味もお持ちのようでした。
可能な限りご説明もしたりしてレッスン終了。
またご一緒できたらいいですね
さて、今日は水曜日クラスのレギュラーメンバーヨシエさんのパーソナルレッスンです。
今日はね、パ・ドゥ・ブーレのレッスンをしようと考えています

舞いと踊り…♪

2021-07-03 09:41:55 | Weblog
昨夜のNHK Eテレの『にっぽんの芸能』では、日本舞踊尾上流三世家元の尾上菊之丞さんの舞踊を取り上げていました。
この方はまだ40代半ばとお若く、日本舞踊において様々な試みをしておられます。
日本舞踊の型を基にシェイプアップのためのエクササイズを考案されたり、ときに“ダンサー”と自称されたり
昨日の放送ではこれまでに披露された作品の映像や、これからの展望などについて語っておられました。
最後に収録で披露された新作は素戔嗚尊の八岐大蛇退治をテーマにしたもので、地唄の歌詞が現代語で作詞されているので分かりやすかったですよ。
見ていていろいろ気が付いた。
日本舞踊は基本的にやや内股のすり足だけど、だからってインサイドが弱いわけじゃないのよねとか、爪先を外に向けることもあるのねとか、グラン・バットマンまではいかないにしても脚を上げる動きもあるのねとか、クロワゼやエファセとは言わないまでも方向の見せ方って同じなんだなとか、etc.etc.
楽しい作品でした
番組が終わったあとにふっと
舞いと踊りの違いってなんだっけ
ってことに気がいっちゃった。
「舞い」は神に捧げるもので「踊り」は人間が自ら踊って楽しむもの、って何かで読んだか誰かの言葉を聞いて憶えているのか。
気になるからちょっと調べてみたら、
舞い:神に対して行うもの。水平移動のみ、水平移動での旋回。修行や研鑽を積んだ玄人が行う
踊り:人に対して行うもの。地から足が離れる上下動もある。複数人や集団で素人も行う
ま、概ねそんなようなことでした
あ~、だから
タ~イ やヒ~ラメ🐟 の舞い踊りぃ~
になるんだね、ってみょうな納得の仕方をしてしまいました
ま、それは置いといて…。
神楽や巫女舞、奉納舞いなどは神に捧げるものだから舞いで、盆踊りは自分が踊って楽しむものだから踊り
んじゃ、バレエは…?
登場人物としての神や女神はいるけど、フランス発祥のバレエはまずは偉大なるルイ14世が自ら踊って楽しむためにその体系が整えられたものなので、まさに自分が踊って楽しむから始まってるワケだから、踊りよね。そして、水平移動<グリッサードやパ・ドゥ・ブーレ etc.etc.>や水平での旋回<トゥール・シェネやピケ-アン・ドゥダーンなどでのマネージュ>があり、なおかつ上下動つまり跳躍と跳躍での移動、なんなら跳躍での旋回まであるわけだから、舞いと踊りの要素がすべて揃っているので舞踊です
たまにこんな風に思考するのも楽しいわよね

水曜日のアンシャンテ ― ピケとルルヴェとは違うんだよぉん…♪

2021-07-02 08:04:15 | Weblog
センター・レッスンでバットマン・タンジュや2番ポジシオンでのルルヴェなどを練習したあと、ヨシエさんはシャンジュマンを、ヒメさんと体験さんはアレグロを。
アレグロのアンシェヌマンは先週と同じ、確認のために音楽を流して動いて見せる。
「え…あぁ…
ん?なに?速い?
「ち、ちょっっっと…
だって、アレグロだぜ
しょうがないなぁ、やっぱりモデラートか
曲を選びなおして、はい、どうぞ

う~ん…。
正座で前屈して床スレスレを覗き込み、
「二人ともぉ、こうやって覗き込まないと跳んでるかどうか判別出来ないじゃん…、跳べとは言わないけど床から離れようよ」
「… …」
はい、もう一度どうぞ

はい、まぁよろしいでしょう。
二人とももう少し力を抜いたほうが動きやすくなるはずよ
つぎは、ヨシエさんはピケ-ルティレで前に進む練習。
ヒメさんと体験さんはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ピケのシンプルなアンシェヌマンを。
左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-プリエ→左脚ピケ、右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→シャセ→右脚ピケ、左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→シャセ→ステップ・チェンジ→左脚ピケ、右脚アラベスク→アラベスク・プリエ→ルルヴェ→アラベスク・プリエ→ルルヴェ→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-プリエ⇒右脚ピケ、左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→ …………
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドですが方向性としてはエカルテ・ドゥヴァンです
アラベスクは1番アラベスク
それではどうぞ

あらぁ…
二人ともぉ、今回練習するのはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-“ピケ”だけど、二人がやってるのはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-“ルルヴェ”
“ピケ”“ルルヴェ”とは全く違う動きだから、なんとなくでやっちゃだめですよ。
「ルルヴェでももちろんやるけど、今練習したいのはピケだからね
気を付けてもう一度どうぞ

こらこらこら…、ピケだってばぁ。
なぁにがなんでも“ルルヴェ”でやりたいみたいだねぇ。
「そうじゃないんです、コントロールしきれてないんです
しょうがないなぁ…
意図的にコントロールしないと、なりゆきまかせ、は よ。




水曜日のアンシャンテ ― 小~さなエクササイズを一つ…♪

2021-07-01 08:59:25 | Weblog
昨日のアンシャンテ原宿での大人のバレエクラス、先週体験参加して下さった方が今週も来てくださって嬉しかったです
バー・レッスンを始めるまえにちょっとしたエクササイズをご紹介。
10cmくらいの大きさのボールを用意します、あ、テニスボールや野球ボールのように硬いものではなくてゴムボールのようにちょっと柔らかいものをね、私は100均で買ったボールを使っています。
両脚の膝と爪先を正面に向けて、両足の間を少し離して立ちます
両脚の内くるぶしの間にボールを挟みます
ボールが落ちないように挟んだままゆっくりルルヴェ⇒ゆっくりア・テール
を8回くらい繰り返しましょう
これは脚のインサイドを強化するためのエクササイズです
「あ~、腿の内側に力が入ってます
そうそう、それが大事なの。
ドゥミ・ポワントに立ったときに足の小指側に重心が落っこちてバナナ足 になっちゃう人いるよね。
そうなる原因の一つに脚の内側の弱さがあるの。
このボールのエクササイズは、重心が小指側にズレると足首の間が開いちゃってボールが落ちるでしょ、そうならないためには脚の内側とくに内腿の力で支え続けることが必要。
それが脚を強くすることにつながるのよ
「100均のボールでいいんですか?」
うん、それで十分よ。
「ただね、普通~のなぁんにもないボールね。キレイだからってトゲトゲのついたデコラティヴなボールにするとイタイ思いするわよ
「… …」
いつもの通りバー・レッスンをして、センター・レッスンへ。
まずバットマン・タンジュのアンシェヌマン。
右脚前5番アン・ファス→右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4番ドゥミ・プリエ→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→左ポワン・タンジュ・デリエール→5番→ポワン・タンジュ・デリエール→5番→ポワン・タンジュ・デリエール→4番ドゥミ・プリエ→ポワン・タンジュ・デリエール→5番→右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右後ろ5番→右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→右前5番→右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2番ドゥミ・プリエ→右脚に重心移動して左ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→左前5番→エシャッペ×3→シャンジュマン→左前5番⇒…………
タンジュもプリエもエシャッペもきちんとアン・ファスを守ること。
ではどうぞ

う~ん…
2番ドゥミ・プリエから片方の脚に重心を移して5番ドゥミ・ポワントに立つところ、“よっこいしょ…っ”てな具合に動きが鈍るのは よ、2番ドゥミ・プリエから5番ドゥミ・ポワントにスパン と移行するのよ。
それからね、最後のシャンジュマンですけどさぁ…。
「跳べ、とは言わない。少なくとも爪先が床を離れて足首と膝がぴしっと伸びれば です
「… …」
もう一度、どうぞ

ん~、そうね、よろしいでしょう。
そのあと2番ポジシオンでルルヴェとパ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュのシンプルなアンシェヌマンを練習。
そしてアレグロは先週と同じアンシェヌマンで、…なんだけどさ…
それはまた明日