昨日市立図書館へ行った時のことです。
図書館で本を物色しておりますと、向こう側の部屋では、必死に勉強している
方々がたくさんいました。時期も時期ですしね。
もちろん図書室でも多くの方が本を読んでいらっしゃいます。
普段私が飲兵衛さんしている間に人々は必死で本を読み、知力を蓄えているの
です。みなさん偉いですね~。
私も負けないように、ここにある本全部読んだろか!とも思いましたが、さす
がに一生かかってもそれは無理です。
さて、そんな市立図書館には何度も足を運んだことはありますが、その一画に
ある「救護所メモリアル」というところは一度も入ったことがありませんでした。
もともと新興善小学校跡地(被爆校舎があった)なので、救護所としてたくさ
んの被爆者が担ぎ込まれた歴史があります。
その当時の教室や様子を再現した部屋があるのです。
上の写真の右側は窓から見えたはずの焼け野原です。
そして正面のスクリーンには約18分に収められたフィルムが流されていました。
上の写真のパネルの横に上映ボタンがあるんです。
何とも痛ましい当時の様子が映し出され、いたたまれなくて、ちょっと絶望感
が漂います。原爆資料館と同じで精神衛生上は良くないです。
でも今までこの一画を覗かずにいたことに反省させられましたよ。
そういえば私が通っていた市内の某中学校ですが、そこは元火葬場だったと
聞いたことがあります。
今思えば、原爆での多くの亡骸を運び込んで、あちこちで火葬した場所だった
んですよね。ですから、市内のトラックで遺体を運びやすい校庭では、たく
さんの火葬が行われていたとたやすく想像できます。だって万単位ですから。
核兵器を所有している国々、また核を撃つぞと威嚇している某国、核武装論者
の方も一度長崎や広島に来ませんか?
こうした資料館を見ると、「人間の心を持っていればやってはいけないこと」
を実感できるでしょう。国家主義になると人の心を失うのでしょうか。
多分武装論者は大方、「そうならないためにこそ核武装をするべし」なんての
たまうでしょうが、実際目の前で見ると、あまりの非人道性に言葉を失うこと
でしょう。
話は少しそれますが、県立図書館が機能分散して大村市に移るそうですが、原爆
関係の資料等は長崎市メインで置いていただきたいです。この場所は他に替えら
れない重さがあります。肌で感じる何かがあるからです。
・・・・・とちょっと真面目な視点の話をしていしまいました。
すみません、明日からは真面目にワインのバカ話をいたします。えっ?