今日も雨。
病院では、オリンピック観戦と読書三昧だったので、いよいよ読む本がなくなってきました。
家の近くにある公民館には、市立図書館の分館のような小さな図書室があるのですが、やっぱり蔵書数が少なすぎます。
今日は、与次郎にある市立図書館まで行ってみました。 今日借りてきたのは、小説ではなくて、ツーリング記3冊。
さて、スズキGS500Eで走る北米とスズキDJEBEL250GPSで走る韓国、それにXLRバハで走る地球一周を楽しむ事にしましょう。
今日も雨。
病院では、オリンピック観戦と読書三昧だったので、いよいよ読む本がなくなってきました。
家の近くにある公民館には、市立図書館の分館のような小さな図書室があるのですが、やっぱり蔵書数が少なすぎます。
今日は、与次郎にある市立図書館まで行ってみました。 今日借りてきたのは、小説ではなくて、ツーリング記3冊。
さて、スズキGS500Eで走る北米とスズキDJEBEL250GPSで走る韓国、それにXLRバハで走る地球一周を楽しむ事にしましょう。
NHKのドラマ、弱小書道部を舞台とした「とめはねっ!」、女子高校生がビッグバンドのスイングジャズに挑戦する「スイングガールズ」、男子高校生の「ウォータボーイズ」、箱根駅伝に挑戦する大学生の「風が強く吹いている」など、学生生活をテーマにした映画やドラマが多いですね。
コミックでも、昔から柔道や卓球、バスケットなどいろいろな部活動をテーマにしたものが人気でしたが。
「武士道シックスティーン」 から「武士道セブンティーン」、「武士道エイティーン」と続く三部作は、剣道がテーマになっていますが、この本もなかなかおもしろい。
家に人に言わせると、私の好みは職業柄なんだそうですが、そうなのかなぁ?
今、TBSの日曜連続ドラマ、JIN-仁-が大人気のようですね。 朝のワイドニュースでも、主演の大沢たかおさんが、あちらこちらの局に顔を出していました。
わたしも、見逃さないように録画して、楽しみに見ています。 明日で最終回というのは、残念ですねぇ。
オプシアにウィンターグローブを見に行ったついでに、ブックストアに行ってJINの総集編上下二巻を買ってきました。
綾瀬はるかが演じる武家の娘「橘 咲」 と中谷美紀演じる「野風」そして「友永未来」
原作のコミックには無い「未来」というキャラクターも、ドラマの中ではタイムパラドックスや現代と江戸時代を繋ぐ重要な役割を果たしています。
コミックの中の「南方 仁」先生は、丸顔にひげをはやした、ちょっとぼや~っとしたキャラですが、女性陣は女優さんもコミックも綺麗ですね。
今、コミックの「ヒカルの碁」にはまっています。
碁の知識はほとんど無いに等しいのに読もうと思ったきっかけは、新井 素子さんのエッセイ集です。
こんなにおもしろいものを、なぜ今までしなかったのだろう?と、繰り返し書いているんですね。
それで、義兄と姉二人は碁を打つものですから、「こんなこんな・・・だけど、知ってる?」と聞いたら、「全巻あるよ!」だって。
碁を知らなくてもおもしろいですね。
今、12巻をよんでいます。 全部で23巻ですから、まだまだ楽しめますね。
僕の還る川という本が、小学館から出ている。書いているのは野田知佑さん。
その本のpert2に、北海道と鹿児島のことが書かれているのだが、なかなか興味深い。
なにしろ、鹿児島に住んでいると、北海道へのあこがれは尋常ではない。
だから、北海道の景色や人情、食べ物や食材、四季のうつろいなど、うらやましくてしょうがない。
ところが、「鹿児島の良さは?」と言われると、なかなか実感がわかないので、このような文を読むと、あぁそうなのかと思うのです。
「北薩の春」と言う章の「北薩」とは、薩摩半島の北の地方を指す地名です。
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二月も終わりに近づいたが、一向に暖かくならない。 錦江湾から来るまで一時間、東シナ海から四十分山の中に入った所にあるぼくの村はしんしんと冷え、何ということが、今朝などは庭の水たまりに氷が張っているではないか。
朝起きて寒暖計を見ると四度だった。 僕は気温が10度以下になると生きる意欲がなくなる。 それで、家に閉じこもって冬眠に入った。
----------------------------- 中略 ------------------------
折しも藤門弘が所用でやって来て、ぼくの家に着くや大きな声でいった。
「鹿児島はひどいな。飛行機の上から見たら、耕うん機に乗って畑を耕している人がいた」
10月からずっと雪の中に埋もれている北海道から見れば、鹿児島は確かにけしからんのだろう。
藤門を連れて東シナ海の吹上浜に行った。茫々と広がる砂浜には人影がない。
家の横の樋脇川で雑魚釣りをした。
「この前、息子と余市川に魚を釣りに行ったら、何と全面凍結していて魚を釣るどころじゃないんだ」
ぼくは焼酎を飲みながらカゴ釣りをし、藤門はエサ釣りで攻めた。 鹿児島では精密で入念な釣りより、大概大概(てげてげ)、アバウトな釣りの方がよく釣れる。 藤門のハリには少しもかからず、ぼくの不真面目な仕掛けの方が余計に釣れるので、藤門は怒るのである。
対岸は孟宗竹の竹林で、真っすぐに天にのびた竹が立ち並び、もうタケノコがとれる。 竹のない北海道の人間から見ると、これもまた許せない。
鹿児島という所は北海道の人間には山も畑も魚も許せないのである。
--------------------------- 後略 ------------------------
鹿児島、良いところですね。
はぁ
桜島があるし
あるけどね、昔から
いつも煙を噴いていて
まぁ、たまには出てないときもあるけど
錦江湾はきれいで、イルカもときどき見られるし
まぁ、イルカをみると心は和むよね
霧島も指宿も、見所いっぱいだし
まぁ、そうなのかな 砂蒸しに入ったことのない鹿児島人は多いと思うぞ
市内の銭湯は、ほとんど温泉でしょ?
そうみたいだけど、入湯料が300円だってくらいしか知らないね。
焼酎もキビナゴの刺身も、黒豚のしゃぶしゃぶもトンコツも美味しいし
そうねぇ。普通に食べてるからねぇ
吹上浜みたいな50kmも続く砂浜なんて、ほかにはないでしょ
ないのか? 広い日本だから、他にもあるんじゃないの?
篤姫も島津斉彬公も、西郷さんも大久保利通さんも鹿児島だし。
うん
日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷元帥もいますね。
そうみたい 他国の軍艦が入港すると、お墓参り?にいくみたいね
サーフィンだって、一年中やってるし
吹上浜でやってるね。 1月2月の海って、寒そうだけどなぁ。
バイクには一年中乗れるし
それは認めましょう
いい所じゃないですか。
真夏、連日35度を超える暑ささえ無ければねぇ。
アウトライダー誌の2004年11月から2007年11月号に掲載された短編集
山田深夜さんの愛車はホンダ ワルキューレ 講談社発行1600円
帯には,
「人生は不意打ちだ。
涙の再会 ほほえましいスレ違い 喜びの因縁 人が旅する意味と人情の機微
をバイクで掬い上げる驚きの作家,代表作」とあります。
思うがままに生きろよと,風が言った
田邊聖子さんの本を読んでいたら,正確には覚えていないんだけど,なんだかこんなみたいな言葉があったんです。
なんだか,今の自分の気持ちにぴったり。
大晦日に読んでいる本は,佐藤賢一の「アメリカ第二次南北戦争」です。
前頁の続き,ハーレーについて書かれている部分の引用です。
佐藤さんも,ハーレー乗りなのでしょうか。 めっぽう詳しいですよね。[E:happy01]
------------------------ 中略 -------------------------------
ハーレー・ダビッドソンは銀色のメッキパーツに世界を閉じこめることができた。質の高い仕上げの賜物といおうか、きらきらに磨いてやりさえすれば、流れゆく景色という景色を鏡さながらに映し出すのだ。
「わけても、小さなヘッドライトカバーだ」
馬鹿みたいに広いハンドルの両端を、いっぱいに腕を伸ばして握りながら、まがりなりにも前を睨んで走らせれば、そこに世界は見事なまでに凝縮される。染料のように鮮やかな空の青に、横長の雲が鋭利な矢尻を連想させながら、いつ絶えることもなく流れ続けるからである。
------------------------ 中略 -------------------------------
実際に跨ると、遠目の印象ほどに大きいわけではなかった。全幅と全長でみれば、確かに世界最大級の数字になるのだが、全幅の内訳をいうならば、ただハンドルが幅広いというだけなのであり、むしろ車体そのものはスリムなのだ。伝統のV型二気筒エンジンが、シリンダーを前後に並べる縦長の形状を取るために、全長は長くせざるをえないながら、横幅は特に広げる必要がないのだ。
おまけにアメリカ人は実は短足なのかと思うくらい、シートが極端に低く設定されているので、余裕で足が地面に届く。
------------------------ 中略 -------------------------------
驚いたことに、ハーレー・ダビッドソンはフロントフェンダーからメーターカバーから、普通はプラスチックで形成するパーツも全てが鉄だった。鉄なら鉄で作らなければならない部品にしても、まるで軽量化など考えられていない。
------------------------ 中略 -------------------------------
なるほど、トリップメーターなどは確かに液晶デジタル表示だった。ウインカーなどもコンピュータ制御で、自動にキャンセルできるシステム内蔵である。が、ハーレー・ダビッドソンは車体からエンジンから、その基本的な設計が半世紀前のままだったのだ。
「それをハーレー・ダピッドソンならではの伝統というか」
技術革新の意欲がない。要するに進歩がない。だというのに排ガス規制で締め出される前までは、平気で世界中に輸出していたというのだから、アメリカ人の神経が理解できない。いざ走り出してみても、私の反感は容易に消えてなくならなかった。
まずクラッチが重い。アメリカ人は手が大きいのか、それともゴリラ並みの握力なのか、重いばかりかレバーそのものが厚く大きな部品であり、日本人には握りにくいこと、このうえなかった。
大晦日に読んでいる本は,佐藤賢一の「アメリカ第二次南北戦争」です。
北部と南部に別れて戦争状態になったアメリカに渡った,日本人特派員を中心に話が進んでいきますが,そこには当然のように「ハーレーダビッドソン」が出てきますね。-
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ニッサンタイタンの車室のドアを,ばたんと閉じたときだった。 不意のエンジン音が轟いた。はじめは結城が,アイドリング状態から一気にアクセルを踏んだのかと思った。 が,タイタンは動き出していない。
よくよく聞けば、音は遠くで木霊して、こちらに近づいてくる様子だった。
なんでも巨大化するアメリカの流儀で、戦車並みの車格を誇る耕運機かなにかだろうかと、それが次に浮かんできた考えだった。もとより、タイタンであるはずがない。 そのエンジンは八気筒であり、シリンダーの数が多いだけ、個々のピストンは小さくなるので、エンジン音もマルチ特有の滑らかなものになる。
比べると、遠くから響いてきたエンジン音は、たぴごとの爆発を音にして、歯切れよく伝えていたのだ。
大きなピストンが不器用に上下していた。単気筒、せいぜいが二気筒の音である。ために私は耕運機の類を思い浮かべたわけだが、それにしては魅力的な音だった。その響きは騒音と片づけてしまうには、絶妙に五感を刺激するものであり、しぱらくするとパーカッションのソロでも聞いている気がしてきたのだ。
私はドア窓から外に尋ねた。「なんなんですか、あの音は。」
「あの音はハーレー・ダピッドソンしかありえないでしょう」 そう固有名詞が出ると、決して若いとはいえない日本人義勇兵の列は皆が、まるで玩具を与えられた子供のように目を輝かせた。
「以前は日本にも輸入されてたんだよね。私なんか運転できた口じやないんだけど、ただ眺めているだけで、ありやあ痺れたねえ」
「そうそうポリス・スタイルなんかで決めてね。赤色灯なんか回してね」
「それをいうなら、アメリカなんだから、マッチするのは青色灯のほうでしょう」
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「そうか,ハーレーダビッドソンか」
V型2気筒1450ccの咆哮は側まで来ると,今度は「どけ,どけ,どけ」と周囲を威嚇しているように聞こえた。実際のところ,群れていた義勇兵をクラクションひとつ鳴らさずに,その雄姿だけで左右に押し分けることができた。
ハンドルバーとフロントフォークがのびのびと羽根を広げる,それは「チョッパー」と呼ばれるスタイルであり,さまにアメリカという感じだった。
あるいは肝を抜かれたのは,ピンクの地色に紫でファイアパターンを描くという,少なくとも日本人には追随できない色彩感覚で施された,タンクとフェンダーの塗装のほうだったろうか。
ありえないと思いながらも,私は自然と嘆息していた。映画の一場面をみるような,まさに絵になる光景だった。いくら憧れを抱いても,日本人は無自覚に跨るべきではないと思わせたのは,また乗り手の方もハーレーダビッドソンに負けてはいなかったからである。
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どうです? こんな文章を読んでいると,バイクに乗れなくても楽しくなってきますね。
暖かくなって,早くロングツーリングのシーズンが来ればいいなと思ってしまいます。[E:heart04]
タイトルと表紙絵に惹かれて,読んでみました。 幕末から明治に変わる時を舞台にした謎解きなのですが,楽しめました。
異人さん(外国人)を描いた浮世絵は,あまり見たことがなかったので,なお一層新鮮に感じたのでしょう。 本文中のさし絵はモノクロです。