ツーリング中に，「ライトが点いていないよ」と指摘されました。
ライトのラインに組み込んだ北川商会のモトイージーは，セル始動時には必ずヘッドライトがOFFになり、エンジン始動後ハイビームスイッチをオンすることにより、電気を感知してヘッドライトを点灯させると言う物。
セル始動オンリィのバイクでは，ライトが点灯した状態でセルを回してバッテリーの負担を大きくするのは気が進まないかったので，組み込んだのでした。
ところが，休憩時に点検してみると，点灯しないのはポジションランプでした。 ランプを外して点検してみると，テスターをあてるまでもなく見事に断線しています。
バイクショップで渡されたランプをなにげに見ていた友人が，「６Ｖ １２Ｗだね」と言うので，良く見てみると定格電圧６Ｖのランプを貰っていました。 おいおい，ショベルじゃないんだから。
今時，よく６Ｖ定格のポジションランプがあったものです。 確認せずに取り付けていたら，スイッチオンと同時に断線してましたよ。
ロバートＭパーシングは「禅とオートバイ修理技術」の中で，テクノロジストと呼ばれる修理工であっても，テクノロジーと付き合いながらも心はそこにないのであれば，真剣な仕事は出来るはずもないと書いています。 ラジオを聞きながらとか，仕事を短時間で終わらせてしまおうとするような。
バイクのメンテナンスやチューニングについて，「バイクに付いている工具一式と説明書を利用して自分でやるか」，または「有能な修理工に依頼して，間違いなくやって貰うか」のどちらかなのだが，有能な修理工かどうかを見極めることが難しいとも書いていますね。
