修理を終えて、2ヶ月半ぶりに我が家にバイクが戻って来た。
自宅からショップまでは、10km余り離れているので、家からJRの駅までスクーターで行き、JRとバスを乗り継いでショップまで出かけました。
綺麗に磨かれた愛機のシートに腰をおろしてスターターボタンを押すと、シュルッ ドーンとエンジンが始動した。
耳を澄まして聞いてみても、これまで気になっていたエンジン周りから発生していたメカノイズは消えていて、バンス&ハインズのマフラーから吐き出される野太い排気音が今までよりはっきり聞こえる。
「クラッチ調整で、タッチが変わっているので!」とメカニックが注意してくれているのを聞きながらシフターを踏み込むと、ほとんどショックを感じる事もなく1速に切り替わった。
クラッチレバーをゆるめていくと、クラッチの繋がる位置などにほとんど変化は無い。
ただ、ゆっくりと走り始めたときでも、エンジンの1発1発の爆発がはっきりと体に感じられるようになっている。
アクセルを急にあけないようにしながら、2速3速とギヤを切り替えて速度を上げていくと、どの速度域でもシリンダー内で爆発が感じられるし、アクセルをガバッとあけると、これまで以上に荒々しく加速していく。
クラッチの調整とカムチェーンテンショナーを油圧式に変えただけなのだけど?
ツインカムのスムーズな加速感が消えて、アクセルをじわりと開けた時でも、シリンダーのなかでガソリンが燃焼爆発しているのを体感できる、言い換えると今までよりも荒々しい乗り味になったのは良かったのか?
ハーレー好きな人が、よく「エンジンの鼓動が」などと言うのだが、こんな感じなのかもしれない。
トップギヤで流しているときには、振動のない走りが気持ちいいのだけどなぁ!と思うのだけど、でも これは好き好きなのでしょうねぇ。
バレーオブファイヤ(Valley of Fire)州立公園